テレビ朝日がWBCの放映権を獲得したことで、前景気を煽るため、『プロ野球選手総選挙』なるものを行いました。
一万人を対象にアンケートを行ったとしています。
順位は以下のとおりです。
3位 王貞治(巨人)
4位 村上宗隆(ヤクルト)
5位 長嶋茂雄(巨人)
6位 佐々木朗希(ロッテ)
8位 松井秀喜(巨人)
10位 落合博満(元ロッテほか)
なるほどねぇ。ちょっと前だったら、王や長嶋がもっと上にいたと思うんだけど、時代が変わりましたねぇ。グローバルスタンダート。
日米の野球を比較する上で、一番大きな問題点は、球場の広さです。
王貞治の本拠地である後楽園球場のライトスタンドは、90メートルにも満たなかったと言われています。
だから、私たちの目に焼き付いているホームランは、二塁打っぽいライナーでした。世界記録だなんて言っていたのが恥ずかしかったです。それでも、スゴいのはスゴかったんですけどね。
長嶋茂雄もねぇ。人気者ではあったけど、多分に演出されていたように思います。日本テレビと讀賣新聞の合作。
二人とも、通算四球数が通算三振数を大きく上回っておりますが、これなども王ボール、長嶋ボールというのがあって、球界ぐるみの忖度があったような気がします。当時の多くの巨人ファンは、勝敗ばかり気にしていましたからねぇ。九連覇なんてのは、国民全体が納得する予定調和だったのであります。
そんなジャイアンツと違う次元で極めようとしていた400勝投手金田正一、優勝請負人江夏豊、世界の盗塁王福本豊、神様仏様稲尾和久の4人は、ベスト10に入れて欲しかったと思いました。村上、佐々木はまだ早い。長嶋、松井は世界基準から外れているような…