DeNAのバウアー投手が、本日の広島戦でデビューするということで話題になっています。
2020年のMLBの短縮シーズンにおける出来事とはいえ、投手最高峰のサイ・ヤング賞を受賞した実績を引っ提げての彼の来日は、過去イチの大物であり、32歳とまだまだ年齢が若いこともあって、期待感が増すばかりです。
問題は、2021年7月から試合でピッチングをしていないこと…と、言われてますけど、それ以上にセットポジションの問題があると思います。
実は、バウアーもファームで3試合に登板し、16回投げて14被安打5失点、そして4つの盗塁を奪われています。
メジャーから投手がやって来て悩むのは、ランナーが出てからのセットポジションの問題。クイックで投げるのを苦手としている投手が多いんです。なぜなら、フライボール革命で、メジャーではパワーが重視され、足でかき回そうとする発想が乏しいからです。その結果、マッチョな体格の打者が増え、俊敏なタイプが減りました。そういうスタイルだと盗塁がギャンブルとしか思えない。これに対し、日本の野球は細かいから投手のモーションが大きいと見るや、グイグイねじ込んできます。それが、外国人投手の適応できないケース。
ピッチャーからすると、盗塁はキャッチャーの弱肩のせいだと思う。こうして信頼関係が崩れていくんです。ベイスターズの捕手陣は、そこのところ、弱いですからね。
相手チームはそこが狙いどころです。当然、みんな知っていると思います。
(つづく)