畑田国男の『兄弟姉妹人間学』によると、一流のスポーツ選手には末っ子が多いとのことです。
柔道やレスリングなどの格闘系はその典型で、小さい頃から身近な兄や姉に鍛えられることで、実力をつけていく。なるほどです。
マラソンなんかも、お兄ちゃんたちと遊びながら、そのスピードについていって、心肺機能が上がる。これも理にかなっています。
スケートやスノボーの場合、開始年齢がポイントです。早ければ早いほどいい。納得しました。
野球なんかでも、兄貴の影響で始めるのが多く、例えばV9の巨人優勝メンバーは、ONを始めとする全員が末っ子でした。分かりやすい。
ところが、最近はちょっと事情が変わりつつありまして…
ダルビッシュの弟は野球どころでなく、清宮幸太郎の弟は早実高校時代のホームランが一本、村上宗隆の弟はドラフトにかからず、佐々木朗希の弟は最高球速139キロ、清原兄弟は兄貴が身長186センチに対し弟が175センチです。
兄貴が凄すぎると、弟はプレッシャーに負けるんですかね。早熟が過ぎると、身長が止まるってのはあるかもしれません。
周囲も遠慮したりして…するでしょうね。野球の場合、全国区としてデビューする年齢が低いので、注目されやすい。
ただ、面白いのは、いずれにせよ一人っ子がいないってところです。
同性の兄弟がいるってとこもポイントかな?