都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

毀誉褒貶(きよほうへん)

社会に出てから、親族以外の他人に褒められたことは、どのくらいあるものでしょうか?

誰が見ても分かるような肉体的な特長は除きます。「背が高い」とか「足が長い」とか「顔が小さい」とか。

顔面におけるそれぞれの配置バランスも置いておきましょう。

そうじゃなくて、内面や能力についてです。見えないあるいは見えにくい部分のこと。

私の場合、10回ぐらいしかないような気がします。数えられるほど、少ない。それだけに、言われたことはハッキリ刻まれています。

だから、いいと思ったら、口に出して言った方がいい。相手に刺さるからです。

 

一方で、貶(けな)されたことはどうでしょう?

これも肉体的な話や顔の造作じゃなくて、内面や能力です。

これについても面と向かっては、そんなにあるもんじゃありません。学生時代はそこそこあったけど、社会に出てからは陰でしか言われない。

なぜって、言っても仕方がない場合がほとんどだから。そのマイナスは、評価としてジワッとかぶさってくる。それはそれでキツいけど。

公衆の面前で、バッサリ斬られるなんてことは、滅多にありません。広末涼子は珍しいケースです。スゴい。

 

ところが、そういう公開処刑が日常的に行われているのが一部のプロ野球チームです。

目立つのが、巨人・阪神・中日。いずれも監督が、現役時代にほとんど二軍を経験していないスーパースターでありました。

試合後に発せられる八つ当たりみたいなコメントは、当然に当該選手に届きます。

内容的には正しいんだけど、それが選手の家族にまで伝わりますからね。これ、サラリーマンだったら最悪です。離婚の可能性まで繋がります。

ってことまで、分かって喋ってるかどうか? 考えてないからこそ、言えるんだろうなぁ。

カープ緒方孝市は、監督就任初年度にそのことで娘になじられたと言います。以後、気をつけるようになって、リーグ三連覇を達成しました。

 

原辰徳(来月65歳)・岡田彰布(既に65歳)は老人なので、聞く耳を持ちません。立浪和義(黄金時代のPL出身)は、無敵の学園生活を送っていたので、厳しくするのが当たり前だと思っています。

そういう態度が今どきのZ世代に通用するかどうか? ねぇ?