漢字検定の勉強をしていると、見たことも聞いたこともない四字熟語が登場します。
可惜身命(あたらしんみょう)…身体や生命をいとおしむこと
朽木糞土(きゅうぼくふんど)…やる気がなく、だらしがない人を教育することはできないのたとえ
守株待兎(しゅしゅたいと)…古いしきたりを守ることに縛られて、融通が利かないこと
尺短寸長(せきたんすんちょう)…どんな人にも長所と短所が必ずあるということ
猫鼠同眠(びょうそどうみん)…悪事を働く人とそれを取り締まる人が示し合わせて事を運ぶこと
いくらだって出てきます。難読かつ難解な熟語。お相撲さんが、大関昇進のとき、無理矢理捻り出しているようですが、心配ご無用、まだまだいっぱいある。なんだったら、作ればいいんです。二字熟語の組み合わせで考えられるから。
その一方で、五字熟語となると、意外に少ないんです。
漢字は二文字セットが基本なので、リズムが悪くなるような気がします。
私が最初に覚えたのは、多分、通知表に書かれた担任のコメントです。
「注意力散漫」
続いて、他人の「肉体的欠陥」を指摘してはいけませんという教えが第二弾だったように思います。
そこからは、「情緒不安定」「自意識過剰」「喧嘩両成敗」「言行不一致」「火事場泥棒」「五十歩百歩」…なんか責められているような並びが五字熟語。お相撲さんは、使わないのであります。