都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

後継者

東京ドームでの今季最終戦で、息詰まる投手戦を制したのはシーズン負け越しを逃れようと必死のジャイアンツでした。

漁夫の利を得て、他力本願であったカープが2位。クライマックスシリーズの初戦を地元で迎えることができました。これにより、独立採算の貧乏球団にとっては貴重な収入源となるため、来季の補強に期待を膨らませています。三億円近い収入増が見込めますからね。ドラフトの指名順位は下がるものの、外国人やFA選手に充てることができるので有り難い。逆に、リーグナンバーワンの東投手を立てて勝ちきれなかった DeNAは、勝負弱いひ弱さを感じました。他人のことは言えないんだけど、そうなると地元開催のインセンティブが大きいです。どちらにせよ、甲子園では勝てないと諦めてはいます。

 

この戦いをぼんやり見ていたら、試合終了後、巨人軍のセレモニーが始まりました。

そこでは、今季の闘いを振り返りつつ、新旧監督の挨拶が行われたのです。

原辰徳は、いつも通りの調子で、よく言えば若大将らしさそのもの、悪く言えばまるで進歩がない内面を曝け出していました。自分に酔っている感じ。幸せな人だなぁと思う。

そして、後を継ぐ阿部慎之助。うわぁ、トム・ブラウンのみちおかと思った。いや、彼の話がバカっぽく聞こえるのは何故か?それは、喋ってる内容が薄いからです。使っている言葉が簡単過ぎて、ペラペラな調子。語彙が不足しているのは、本を読んでいない証拠なんです。日本語教育検定だったら、N2〜3のレベル。勉強している外国人には抜かれてしまいます。そういう人が伝統ある大巨人軍のリーダーとなると、さぞかし尊敬されない気がします。フロントはもちろん、現場にもたくさんいますからね、賢い人が。言葉を持っていないと、同じ話を繰り返すことになるわけです。だけど、組織マネジメントの上で、一番ヤバいのは部下にナメられること。賢けりゃ良いとは言わないけれど、アホはダメ。高校生だったらいいんですよ。似通った偏差値の中では目立たない。だけど、社会人の出自はいろいろですからね。学歴ってことじゃないんだなぁ。