1位 阪神
2位 巨人
3位 広島
4位 中日
5位 DeNA
6位 ヤクルト
阪神が頭一つ抜けていると予想します。
何と言っても藤浪投手の復活が大きい。大谷翔平以上と評価された逸材が戻って来て、投手陣の厚みが増しました。
選抜高校野球を見ると分かるように、コロナ禍での練習が続いた今季は、本塁打が出ない。つまり、投手有利のシーズンとなります。ズバリ、タイガースのことです。
梅野捕手も根拠の一つ。打力がある上に、強肩かつ捕逸が少ない。強力投手陣を支えます。
そして、大山選手の四番定着で打線に軸ができました。新入外国人選手の出遅れが実はプラスで、打順とポジションを迷わずに固定することに成功したのです。試合ごとに打順や守備位置が変わるチームは、上位争いができませんからね。選択肢がない方が、安定するってことです。
新人の佐藤選手も外野での起用の方がプレッシャーが少ないし、六番でのびのび打たせたら怖いです。
問題は、二遊間のディフェンスです。糸原・木浪でシーズンを乗り切れるか?注目です。
巨人は、せっかくいい若手がたくさんいるのに、昔の名前の外国人選手を起用するのでバチが当たりそうです。
スモーク34歳、テームズ35歳に上がり目はありません。数年前のピークの数字に期待しても虚しい。FA選手獲得の失敗に、いい加減懲りてもよさそうなもんですが。北村・吉川・廣岡・松原・山下らの若手が塩漬けになりました。合流が遅れて、途中参加となるのもいただけない。ダメと分かっても、使い続けなければいけませんからね。
田口投手を出したのも不可解です。先発のコマ不足が露呈、後ろの投手も昨年ほどの活躍を見込めません。
桑田真澄の参入で、宮本・杉内を含めた投手コーチの三人体制は多過ぎるし、重過ぎる。意見集約ができるのでしょうか?明らかに面子オーバー、あちこちに火種があります。石井コーチは後悔していると思います。カープは良かったと。
プレーオフの短期決戦となったときですが、先発投手の決定力に欠けるので、シリーズ進出もナシ。
開幕から15試合をアウェイで戦った昨年と違い、カープの今季は6試合が本拠地スタートです。観客が入るのもプラス材料と言えます。スタートダッシュは良さそうです。
新人の三投手が競い合うようにして戦力となり、厚みを増した投手陣も魅力的です。へばっても中崎・今村・一岡・薮田・岡田が二軍に控えているので贅沢です。
今季の九回打ち切りルールで、引分けが増えるため、負けないことが重要なので、終盤にもつれ込む試合が増えます。だからこそ、頭数が必要で、五輪仕様の変則日程では、投手の酷使を避けながらのスタミナ配分が求められます。そんな中でのベンチワークですが、監督と同年齢の河田ヘッドコーチの復帰は、走塁面だけでなく、相談相手として大きな存在となりそうです。
マイナスは、鈴木誠也・菊池涼介・田中広輔・堂林翔太と主力打者のほとんどがA型だってこと。プロ野球のスタープレーヤーは、なぜかB型とO型に集中していて、A型選手はパッとしません。プレッシャーに弱いと見ているんですが、どうでしょう?
坂倉捕手のキャッチングにどこまで目をつぶるか?堂林をはじめとする三塁守備は?レフトのポジションは、打力よりも走力だと割り切れるか?
そんなところが課題です。クロン選手を三塁で使うようだとBクラスに沈むでしょう。
中日は、大野投手が昨年頑張りすぎで、今季に期待をかけられません。
清水投手が一本立ちしそうなものの、福谷・柳・梅津らが精彩を欠いています。
若手の野手も思ったほど伸びていないのも不安材料です。
本当は、広いドーム球場を活かしたディフェンス重視のチーム作りを目指すべきなんだけど、投手出身の監督は、どうも打てる選手を使いたがる傾向にあります。特に外野手。福留の起用は、新陳代謝を遅らせました。
DeNAは、外国人の入国遅れで、どうにもなりません。これは、フロントの大失策。
三浦監督ってのも、どうもねぇ。そういう(監督の)タイプじゃないでしょう?
今永、山崎の出遅れも運に見放された感じです。
明るい材料は、鍛え甲斐のある若手野手が多いことです。割り切って、伊藤裕・牧・森らにチャンスを与えれば、来季に繋がると思うけど。
一塁ロペスの守備は、結構響くような気がします。
ヤクルトは、全体的に戦力不足です。昨年、大量解雇した投手陣の顔ぶれも、だからと言って大して変わらず、コマ不足は否めません。
野手もしかり。スターがいるものの、層が薄く、村上以外の若手が育っていないのが淋しいです。
山田哲人も往年の輝きがなく、すっかりフツーになってしまいました。複数年契約をした選手は、調子が悪いとすぐに休みたがる。それが、チームの雰囲気を悪くします。
そして、シーズン前のコロナは、在京球団にとってのマイナス材料です。比較の問題だけど、ストレスが溜まっているに違いありません。