「僕がマウンドを去る。バッターボックスを離れる。その時はいつかやって来る。だからこそ、その日までにどれだけ上手くなれるか?挑戦の時間を僕は楽しみたい」
SEIKOの最新CMにおける大谷翔平の言葉です。
こういうのって、広告代理店が作ったシナリオに従うんだろうけど、たくさん取材した挙げ句の本人の言葉のような気がします。
つまり、てっぺんを味わってしまったので、そこから見る景色が坂道を下るようにしか見えない。
実際に2度目の手術を経て、来季は投手をやらないのだから、その分バッティングの成績が上がるだろうなんて言われますが、故障持ちってことですからね。自分を騙しながらも不安が大きいに違いありません。
だから、大量のグローブを送ったりしながら、徳を積むってことをいろいろ考える。
美輪明宏理論でいうところの『正負の法則』です。塞翁が馬の話。
大谷翔平を見ていると、普通の人が考える未来予想図よりも、だいぶ先まで読んでいるように思えてならないのは私だけでしょうか?
野球人というよりも将棋指しの感覚です。だからこそ、スゴいんだと。