都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

プロスペクト(オリックス編)

プロ野球の新人王の有資格者は、海外のプロ野球リーグに参加した経験がなくて、支配下選手に初めて登録されてから5年以内というのが大前提となります。その上で、投手だったら前年までの一軍での登板イニング数が30イニング以内、打者だったら前年までの一軍での打席数が60打席以内であることが条件だとされています。

そんな意味で、昨季のルーキーだった曽谷龍平投手が最終戦に先発して6回を投げ、通算で32回となったことに疑問を感じています。

オリックスは、すでにリーグ優勝を決めており、勝敗にこだわる必要がなかったからです。

そういうのって、投手コーチが意識して止めるべきものではないでしょうか? 新人王になれるチャンスは一度きりですからね。先のことを考えていないと言われても仕方がないと思います。

それはさておき、バファローズのプロスペクト一番手は、2021年ドラフト1位の椋木蓮投手です。実はルーキーイヤーの2022年7月、プロ入り2試合目の日本ハム戦に先発し、9回2死までノーヒットに抑える離れ技を演じています。その後、右肘の違和感を訴えてトミージョン手術を受けたので、戦線から離脱しましたが、可能性は充分だと言えるでしょう。故障が癒えて、今季は開幕から先発に名を連ねると見られています。山本由伸と山崎福也がいなくなったのも、巡り合わせの妙です。この投手には運がある。

もう一人は、2021年ドラフト4位の渡部遼人外野手。50メートル5秒9の快速で、慶應大学では4年間に24盗塁を記録しつつ、失敗はゼロ。昨年のウエスタンリーグでも盗塁王となっています。リーグ三連覇を果たしたとはいえ、盗塁数の52は断トツのリーグ最下位で走塁部門が課題です。今季は、代走として起用が増えるのは間違いありません。そこから先を切り開いていけるかどうか?狙うべきは、センターのレギュラーです。