都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

プロスペクト(ソフトバンク編)

いわく付きの山川穂高選手をFAで獲得した人的補償でゴタゴタした挙句、甲斐野央投手を差し出した経緯は、マイナスのダメージが大きく、チームに禍根を残しました。

どうなんでしょうね? こういう場合、山川選手は針のむしろです。活躍して当然と、ファンも冷めた目で見ますし、チーム内の不協和音が想像できる。この感じは、ちょっと前のジャイアンツに似ています。

2軍でズバ抜けた実績を挙げていた一岡竜司投手や平良拳太郎投手が、大竹寛投手と山口俊投手の生け贄となったケース。

結果論とは言え、人的補償で抜けた選手の方が活躍するのはメガネ違いで情けない。自軍で育て上げることができないのは、何か大きな問題があるんでしょう。ソフトバンクは、大竹耕太郎と田中正義で育成を放棄したような雰囲気があります。今回、巨人へ行った泉圭輔・高橋礼両投手が注目されるところですが、いろいろ集め過ぎて、そこらじゅうに素質がパンパンなのは否めません。

だから、プロスペクトと言ってもなかなか…。

そんな中で、あえて選ぶとすれば、一人目が2018年の育成ドラフト1位の渡邉陸捕手です。2022年に2軍で3割をマークし、1軍でも2打席連続本塁打を記録して、さぁこれからという昨季は、ずっと2軍で燻っておりました。何か理由があるんでしょうが、正捕手の甲斐拓也は打率が2割に届かなくなっているだけに、声が掛からなかったのは監督やコーチとの相性なのかも。小久保体制となった今季は、チャンスが広がるかもしれません。

もう一人は、2022年ドラフト3位で東北福祉大学から入団した甲斐生海選手です。昨季は2軍で8本のホームランを打っており、その長打力が期待されています。本職は一塁手ですが、中村晃山川穂高と被るので、外野手で登録されそうですが、ここも柳田悠岐・近藤健介・栗原陵矢と埋まっているのでなかなかです。イヤな言い方だけど、故障待ちって感じ。そのうち錆びてしまうかも、です。