都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

同好の士

年金生活者はみんな、どうしているのでしょうか?

女性の場合、お友達がたくさんいますからね。娘なんかとも良好な関係であることが多く、コーラスだ、フラダンスだとカルチャーセンターっぽい活動にも積極的に参加するので、結構忙しいんだけど、男性の場合はなかなか。

だから、ぼーっとしている男性の年寄りが多い。何もしなければ、一日はとっても長いですから。

なので、サラリーマンをしていた人たちは、その会社のOB同士が月に一度集まろうじゃないかなんて話しています。

私は群れることが苦手だし、ゴルフもやらないので、そういう塊(かたまり)に対しては線を引いていたのですが、今年に入ってついに誘われてしまいました。平日のお昼に雀荘に集まって、半荘を6回ほど行い、その後、居酒屋で反省会を行うという企画です。

去年までのメンバーが、大病を患ったり、その先へと行ってしまったりで、若手(?)の私に声がかかった次第だというのです。

大勢が得意でないと言いながらも、誘われると断れないという自家撞着に悶々としつつ、その闘いに挑みました。寿司ならば、ちょっとだけ握ったことがあるけど、麻雀牌は25年ぶりです。昔はあんなにやった将棋部の私なのに、変われば変わるものと呆れたりもしています。

 

で、25年ぶりの麻雀は驚きの連続でした。

まず、雀荘がフリー客を当たり前のように受け入れているところ。昔は、そういう阿佐田哲也みたいな人は限られていたし、おっかない劇画の世界だと思われていたんだけど、今は全面にゲーム性を打ち出しているようで、なるほど、ネットからリアルへの流れもあるんだなと納得です。大学や会社の友人同士が4人集まるというのも難しいらしく、多様性の時代は三人麻雀の仕組みも用意されておりました。

それと、平日のお昼でも、結構賑わっていること。昼間の社交場は、老人のためのものでもあるのです。

そして、全自動卓の進化です。今や配牌はもとより、ドラの表示もオートマチックで、全員の点数表示が当たり前。リーチやオーラスの音声案内も普通です。さすがに点数計算までは、できてませんけどね。

昔は小さなコタツに身体を折り曲げながらジャラジャラかき混ぜて山積みし、いろんなところが痛くなっていたものですが、これは便利だわ。老人ホームに入るなら、全自動卓のあるとこがいいなと帰りの電車内でぼんやり思いました。