都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

プロスペクト(DeNA編)

2011年のシーズンオフ、横浜ベイスターズが球団譲渡して、親会社がDeNAとなったときは、聞いたことがない社名だし、お調子者の中畑清新監督だし、長続きしないんだろうなと思っていたところ、あれよあれよという間に経営体質が改善されて、黒字転換が果たされました。

その間、いろんなことがあった訳ですが、DeNAはトラックマンやラプソードなど最新機器を導入したり、球界初のメンタルコーチを採用したりと、IT企業ならではのグローバルな視点を持って、変革を行なっています。加えて昨季のバウアー投手入団は、投手たちの意識面に大きな影響をあたえたことでしょう。過去にとらわれず、新しいものに挑戦を続けていく姿勢は好感が持てます。未だにヘビースモーカーが多い球界において、いち早く禁煙を打ち出したのも、新興企業ならではのこと。あとは、監督だよなぁ、このチームは。

 

さて、プロスペクトの一番手は、2022年ドラフト1位で大阪桐蔭高校から獲得した松尾汐恩捕手です。いろんな投手のボールを受けるキャッチャーというポジションは、経験が重視されるので、なかなか直ぐにデビューできないため、昨季は二軍でみっちりと鍛えられました。その中で、104試合に出場して343打数95安打 打率.277 7本塁打と同期の大卒であるジャイアンツの萩尾匡也外野手とほとんど同じ成績であり、過去のデータからも間違いなく飛躍が期待される数字だということ。盗塁が6個記録されているのも好印象。あとは起用する監督の腹一つです。

もう一人は、2021年に市和歌山高校からドラフト1位で入団した小園健太投手。二年間のファームでは、壁にぶつかっていたところ、昨年末に行われたアジア・ウインター・ベースボールリーグで4試合に登板し、2勝をマーク、防御率1、42の記録を残しました。制球力が安定して四死球が減っているのに成長を感じさせます。一軍での活躍は、スピードよりもコントロールですからね。セットポジションじゃないほどに、力が発揮されるのです。