都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

はないちもんめ

普通に暮らしていれば、ほとんどお世話になることがない弁護士先生への相談料は、30分で5,000円というのが相場だそうです。

時給に換算すると一万円なので、なかなかですが、テレフォン人生相談みたいにポンポン電話が掛かってくるような話じゃないから、まぁそんなもんでしょう。だけど、こんな小銭拾いみたいなことをしても発展性がないので、目端の利いた弁護士は企業へ営業展開しています。訴訟沙汰となりにくい日本では、個人よりも企業。個人相手、ましてや小口負債請負人の過払い金請求なんて、コンビニのバイト程度の金額なので、儲けなんてたかが知れています。顧客がお金持ちでなければ、話にならない。そこが、健康保険制度に支えられているお医者さんと大きく違うのです。

ところが、訴訟大国のアメリカはレベチです。

「州ごとに法律が違う」

「英語が話せない人たちが大勢暮らしている」

「些細な行き違いで大きな金額を要求される」

「セーフとアウトの境界線が見えにくいため、その気がなくてもトラブルに引き摺り込まれる」

「みんな拳銃を持っている」

「バカみたいな金持ちがいる」

「ウソみたいに貧しい人もいる」

「実は差別意識に満ち溢れていて、平等だなんて思っていない」

「正義が勝つんじゃなくて、金を持ってる方が強いと考えている」

そういう背景のもと、トラブル環境が充分に整っているし、弁護士にも強弱があるため、超一流事務所には超一流のセレブ客がついています。

相談するだけで、一時間3,000ドル(約45万円)などと吹っかけられるし、成功報酬においては揉めている金額の30%なんてこともザラにある。

大勢の弁護団が控える大谷翔平の場合、タクシーから降りずに乗り続けているようなもので、時間の経過とともにメーターがどんどん上がっていきます。

つまり、一方ではお金を持ち逃げされて、もう一方では公然と課金が続く共存共栄のぼったくりシステム。

こうなってくると、誰が味方で誰が敵だかわかりません。顧客を金づるだと思う人々ですからね。ましてや、リメンバーパールハーバーだし…。

考えてみれば、日米の橋渡しで登場する代理人というのも資格は弁護士であり、その報酬は5%だと言われています。1,000億円の5%は50億円なんですよ。笑っちゃいますね、オオタニはむしり取られ慣れしてしまったかもしれない。

うーん、こんな状態が続くと野球どころじゃないと思うのが、普通の人なのであります。キリがないからねぇ。

「相談しよう、そうしよう〜♬」