都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

マーチンゲール法

大学の一時期、私はパチンコにハマっておりました。

電動ではなく、手打ちの時代です。

連日、お店に通っていたのは、確実に勝てるからで、楽しいと感じるのはフィーバー状態の一瞬だけ。長距離走のように、苦しい時期を乗り越えた上で打ち止めに到達するというのが必勝パターンでした。

当時の打ち止めの上限が、大体四千円前後。元手は300円というのが普通です。それが2〜3時間。つまり、バイト感覚ですね。上司のいないアルバイトです。

確実に勝つためには、台選びが最重要なファクターでした。なので、開店前から並ぶこと。そして、前日に球が出ていた台を記憶しておくこと。

技術的には、同じ場所に同じ強さで打つことが出来るコントロールが求められます。練習すれば、そのうち定まるようになるものです。

台については、バネが安定しているものを選びます。クギよりもバネが大事です。2〜3時間続けるわけですからね。

他にもいろいろあるけれど、メンタル的なことを言えば、苦境に陥っても勝つまで続けます。つまり、根性です。パチンコは根性。ただし、根性は減ります。そこのところ注意が必要で、もしかしたらそこが依存症との分岐点なのかもしれません。

 

ところで、ギャンブルの必勝法として有名な方略に「マーチンゲール法」というのがあります。

これは、配当が2倍以上であることが前提なのですが、負けた次のゲームで前回の倍の金額をベットする。ダメだったら、その次にまた倍の金額を。これをずっと勝つまで倍々に張って続けていくと、いつかは(多分?)当たるので、必ず儲かるって話です。無限のお金持ちであれば、実現可能な話であり、理論的には間違いだとも言えないのです。

だから、大王製紙みたいな大金持ちほど、この理論にハマります。どんな博打であれ、ずーっと負け続ける方が難しいですから。

胴元が堅気であれば、通用するのでありましょう「マーチンゲール法」。堅気が胴元のギャンブルならばねぇ。

 

いっぺいちゃんの事件でマズいのは、借金返済の振込名義が「大谷翔平」だったことです。連帯保証人みたいな話。

おそらくは、全くもう仕方ねぇなの漢気(おとこぎ)で肩代わりしただけなんでしょうけど、犯罪の事実を知りながら報告しなかったという罪は重い。アメリカ人のメンタリティーから言って、6億8,000万円の大金を使用人のために用意するなんてのは、理解不能です。普通に考えたら、大谷翔平がやったことで水原一平が身代わり出頭したのだと思う。なぜって、大谷翔平名義が水原一平に結びつかないから。

日本人の場合でも、秘書がやったと言うのが政治家の逃げ口上であり、秘書が使い込んだお金を政治家が支払うなんて聞いたことがありません。つまり、前代未聞なんです。6億8,000万円を奢ってもらう展開は街裏ぴんくでも思いつかないでしょう。

だから、大谷翔平が純粋な被害者であって、全く責任がないなんてことにはならないと思います。最悪、シーズンまるまるの出場停止ってのもあるのかも。

ドジャース側は、あらゆる方法でそれを阻止すると思いますが、全くの無罪放免では、ピート・ローズとバウアーが黙っちゃいない。

日本だったら、監督が暴力団に一億円を支払っても許されるんですけどね。そういうことなのであります。