子供のころから、バカバカしいことを言って友人を笑わせるのが、何とも言えない快感でした。
どうしてそんな少年になったかといえば、やはり赤塚不二夫氏の影響でしょう。
少年サンデー誌の『おそ松くん』は、お笑いのバイブルでありました。
そもそもこの漫画、主役はむしろ、イヤミとチビ太で、後の『天才バカボン』にも見られるように、タイトルの付け方が尋常じゃない。
その後、山下さんが五つ子で話題になりましたが、六つ子という設定がぶっ飛んでます。
フランスっぽさを醸し出すイヤミや常におでんを持ち歩くチビ太に頭に旗を立てたハタ坊というキャラの付け方もすごいし、「シェー」に始まって「ザンス」とか「ダス」とか「ダジョー」という語尾の使い分けも見事。
学習ノートは似顔絵の練習帳になりました。
その中で、全く意味不明だったのが、ダヨーンのおじさん。
登場の仕方も不思議だったけど、何より顔の形が前方後円墳みたいで、「こんなやつはおらんやろ」と一人でツッこんでおりました。
先日、いつもと違う床屋さんにいったらば、思いのほか刈り上げられて妙にスッキリしてしまいました。
ここのところ、ほっぺたに肉が付いて、ちょっとふっくらしたもんだから、鏡を見たら大きな顔が、
ダヨーンのおじさんみたいになってました。
こわーい…笑えません。
けど、しばらくして笑ってしまう私。
いいでしょう?自分にもツッコミを入れる体質なんです。
いや、むしろ、ネタができて喜んでいる私。
うーん、『ダヨーンのおじさんがやってるお店』って看板に書き込もうかしらん??