都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

カレーうどん

夕べのカレーが残ったとき、そのままカレーライスで食べるってのもアリだけど、そのカレーを牛乳で割って、麺つゆで味付けしたカレーうどんにするのが、私のオススメです。

そして、それは巣鴨の行列店『古奈屋』のカレーうどんに近い。昔、学校給食のメニューにカレーうどん・牛乳・揚げパンの組み合わせがあったけど、原点はアレだな。甘じょっぱっくて、コクがある。そして、懐かしい味なのです。

このお店のインスタントは、スーパーでも売ってます。ちょっとだけ高めの価格設定は、ブランド代なんでしょう。私は、厚揚げとネギをトッピングします。美味しいですよ。

 

 

富士宮やきそば

第二弾は、カップ焼きそばから。

先日、TBSの『教えてもらう前と後』という番組で、カップ焼きそばNo.1決定戦というのをやっていて、マルちゃん正麺の濃厚こくソース焼きそばが選ばれていましたが、甘い甘い。

本当に美味しいのは、静岡県のサービスエリアで販売している藤商の富士宮やきそばです。

すかいらーくグループ創業者の息子のみが、一位にランクアップしておりましたが、他の審査員3名はノーマーク。おそらく、食べたことがないんだと思います。なぜって、レベルが違うから。

静岡県ご当地グルメで、B1グランプリ優勝の味をそのまま再現しているだけあって、他とは次元が違います。乾燥麺にも関わらず、生麺に近い食感で、具材はレトルト加工、桜エビの天かすも入って、仕上げはイワシの削り粉と青さのり。

問題なのは、一個486円(通販の場合)と値段が高いこと。製造元が従業員9名だと言いますから、大量生産が難しいようです。しかしながら、うまいものづくりにかける志は見事なもの。是非、一度取り寄せてみてください。

ちなみに、類似品でマルちゃんの富士宮やきそばがありますが、これは似て非なるもの。パッケージがよく似ているのでご注意ください。

 

グリーンカレー

ステイホームってことで、ウーバーイーツみたいな宅配ビジネスがウケているようですが、山籠り生活ではそうもいかず、インスタント食品に頼っています。そんな中、私のオススメを連載します。初回は、レトルトカレーから。

刺身専門店をやっていたとき、昼食のまかないにと、カレー作りに凝っていました。考えられる香辛料を片っ端から買い求め、ああでもないこうでもないと改善を重ねて、ついには専門店レベルまで。お客様にもお出しするようになりました。

結論は、たくさん作ることです。ココナッツミルクから蜂蜜、コーヒー、トマトジュースまで。大鍋に何でもかんでも投入して、複雑な味に昇華させれば成功です。これ、ホント。だから、家庭では難しいんです。最低でも二十人前は作りたい。

だから、独り暮らしの場合、自分で作ろうなんて考えないことです。レトルトで充分。

 

オーソドックスには、中村屋のシリーズが美味しいんだけど、私はあえてタイカレーから。ヤマモリのグリーンカレーがナンバーワンです。

クセが強いので苦手な人もいるんでしょうけど、甘みと辛みのバランスが絶妙で、お店で食べるのと遜色ありません。

粘度が低く、サラサラなので、ご飯は別のお皿で食べることをオススメします。

スーパーで唐揚げを購入し、トマトとルッコラのサラダを添えれば、立派なディナーです。

黒い十人の女

リメイクドラマというジャンルがあります。

最近は、韓国ドラマを焼き直したものが流行りだそうで、メンタリティが近いからなんでしょうね、ほとんど外さないみたいです。

松本清張横溝正史の名作も、現代版へ生まれ変わっています。

作品へのリスペクトがあるから、本筋を外さないようにしながら、設定を現在に変えていく。間違いありません。

 

ところが、鬼才バカリズムは、市川崑監督で一世を風靡した『黒い十人の女』にパロディの要素を加えました。

いや、もともと妻がいる身でありながら、九人の女性と不倫関係にあるってこと自体がギャグだと思ったのでしょう。

前作で主演を務めた船越英二の息子・英一郎を起用したってところから、遊び心が全開です。

それほど魅力があるとも思えない中年男性が、性的なメッセージよりも笑顔と仕草で惹き付けるってとこ、勉強になりますねぇ。

水野美紀があんかけの五目焼きそばを頭からかぶるというのも迫真の表現でした。打撃系でない暴力の最上級。

コケティッシュな新進女優が何でも欲しがる感じ、わかるなぁ。

視聴率の上がらない番組が、作家のせいにして、脚本をデタラメに書き換えていくのは痺れました。それはテレビ局自体へのアイロニーです。

結局、バカリズムにとっての台詞回しは大喜利なんでしょうね。こう言い換えればウケるの連続は、言葉のサーカスでありました。

そして、不倫は文化だと改めて思うのでございます。

スラムダンク

男子のバスケットボールが、いつの間にか強くなっていました。

プロリーグが軌道に乗ったこともありますが、外国人選手の帰化やハーフ選手の台頭で、雰囲気が一掃されているように思います。

今回の五輪代表として、父親がベナン人の八村塁、父親がブラジル人のベンドラメ礼生、父親がアメリカ人のシェーファーアヴィ幸樹、高校入学前に日本国籍を取得した張本天傑、昨年日本国籍を取得したギャビン・エドワーズが選ばれました。

スポーツを行う選手たちにとって、日本の環境が素晴らしいと知れ渡ってきたように思います。

大会では、世界ランク2位のスペイン、4位のアルゼンチン、16位のスロベニアと同じ組で予選を戦うとのこと。

ちなみに日本は42位ですが、サッカーよりも期待できるような気がしています。有観客だったら、よかったんだけどねぇ。

 

 

模倣の殺意

お笑い芸人のコンビ仲が悪いのは、昔から言われていることです。

どうしてそうなるかと言うと、仕事量が平等じゃないから。つまり、ネタを書く方とそうじゃない方の違い。

染之助・染太郎は、舞台上で憂さを晴らしていました。ギャラは一緒だと。

クリエイティブは大変なんです。しょっちゅう行き詰まる。

だから、構成作家に頼ったりします。萩本欽一さんは、パジャマ党なる作家軍団を自宅事務所に常駐させていました。

 

大御所と言われる作家もそうです。書生という呼び名で弟子を抱え、指導するフリをして逆にエキスを吸収する。そんな人間関係も少なからずあるんでしょう。でなければ、そんなに多くの作品を違った角度で世に送り出すなんてできません。世の中にはたくさんの文学賞がありますが、そうした審査に関わることで、ボツ作品の中からヒントを見つけ出すってこともあるかも。そんなんで、騒ぎ出す人もいるでしょうね。なんか面倒臭さそう。

 

『模倣の殺意』(中町信著・創元推理文庫)は盗作をめぐるミステリーでした。コシマキコピーの「これはすごい!騙されずに見破れますか?幻の傑作が蘇り、あなたに挑戦します!」に釣られて購入し、まんまと騙されました。トリックが無理矢理な感じだし、表現が物足りない上に、もっと大きな問題は、登場人物に魅力がないってこと。作者に愛が足りないのかねぇ、よくわかんないけど。60点です。

 

 

アイルランド

イギリスの正式名称は、グレートブリテン及び北アイルランド連合王国で、本体とも言えるグレートブリテン島アイルランド島の北東部がそれですが、アイルランド島の大半は、アイルランド共和国と別の国になっています。

キリスト教プロテスタント派であるイギリスに対し、カトリック派が大勢を占めるアイルランド共和国という図式です。

しかしながら、ラグビーの対外試合では、島全体が一体となって、チーム編成を行います。一緒になっちゃえばいいのにと思うけど、そんなに簡単な歴史ではないようです。

 

さて、日本チームのイギリス遠征第二戦は、アイルランドが相手でした。

2019年のリベンジマッチとして、注目されたこの試合、速いパス回しでグラウンドを広く使うジャパンラグビーは、現地の目の肥えたファンを大いに魅了しました。サインプレーの種類が豊富なのに驚かされます。さぞかし練習したのでしょう。チームワークの良さも光っていました。

惜しむらくは、ハイボールの処理に難があったこと。バックスの体格差ってのも、今後の課題かもしれません。

31対39。残念。

それにしても、トップリーグの影響でしょう、攻撃力が格段にアップしているので、サッカーと違い、観ていて楽しいです。

個人的には、松島選手とフィフィタ選手に期待しています。

次のW杯は2年後かぁ、待ち遠しいなぁ。