都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

ひとまる

サンデーモーニング』のスポーツコーナーは、ほとんど外すことなく、観ています。

それは、張本勲氏が、忖度なく自分の主張を曲げないところが面白いからで、専門外のスポーツもよく勉強しているのに感心させられています。

知識の源泉は、おそらくはスポーツ新聞だと思われます。連日、複数紙をきちんと読み込んでいるのでしょう。仕事に対する真面目な姿勢が伺えます。結構な年齢(81歳)ですが、頭の衰えは感じさせません。

だけど、活字での知識だけだと、ボロが出ます。

以前の放送で「この選手は、ゲンゴドウダンだね」なんて言っていたので、おかしいなと思っていましたが、本日の放送で「タイガースはチームひとまるになって戦っている」とコメントしていたので確信しました。耳学問の反対です。

麻生さんもそうですが、こういうの、気にならない人は気にしない。なので、治らないみたいです。周りも今さら言えませんからね。聴く力が弱いっていうのもあるようです。

だけど、面白い。みんなと同じじゃないところ、好きです。

 

それで思い出しました。

昔、年賀状に書いた四文字熟語を友人が読めず、「とらしちんちん」って何?と聞いてきたのを。いや、それだけ。

 

音楽の日

先日放映された『水曜日のダウンタウン』で、声優によるモノマネ選手権みたいなのをやっていて、それぞれが玄人裸足の実力を発揮したのを驚きながら観ていました。

審査をしていたコロッケさんが、頭を抱えるほど仕上がっている演者が少なくなく、普段から声質を変えて演じ分ける習慣があると、誰かに寄せていきやすくなるというのが、よく分かりました。

地声のままだと、そうはいかないってことも。そんな意味では、モノマネ芸人と声優とが、やっていることがほとんど同じってことです。

それにしても、みんな歌が上手かったです。普段から、喉を大切にしており、発声練習を怠らないってとこは、歌手に通じるところもあるわけですが、それだけじゃない。

カラオケを世界共通語に仕上げた我が国は、実は音楽教育の先進国なんだそうです。

義務教育の中で、音楽の授業を取り入れている国は1割程度しかなく、誰もが笛を吹いたり、木琴を叩いたりなんて、ホント珍しい。海外では、音楽は特殊な才能だと考えられていて、だからこその選択科目となるらしいです。

アニメが劇中歌と併せた総合芸術として、クールジャパンの売り物になっているのもムベなるかな。教育こそが未来を創るのであります。

バールのようなもの

文学にはパスティーシュという作風を模倣するジャンルがあります。

モノマネ芸の文芸版。タモリ寺山修司を真似て、声帯模写ならぬ思想模写を行いましたが、そんな感じ。あの人だったら、そんな風に書くだろうなってところを描写する芸です。

そのジャンルを切り開いた第一人者が清水義範ではないでしょうか?

『蕎麦ときしめん』(講談社文庫)は、その入門書とでも言うべき本で、山本七平ことイザヤベンダサンや司馬遼太郎の文体を取り入れたパロディには衝撃を受けました。

この鉱脈を探し当てると、アイデアは無限に広がるようで、子ども電話相談室なんかも、ネタ元として繋げていたような、そんな作家です。

 

彼の作品の一つに『バールのようなもの』(文春文庫)があります。

メディアで報道される表現の中で、犯行に使用した凶器とされるものを「バールのようなもの」と言ったりするけど、それは一体何なのかについて、こだわった作品ですが、これを落語に転用したのが立川志の輔です。

試してガッテンだったのでしょう。この人も鉱脈を探し当てたようですね。

私は寝る前に、このYouTubeを流しながら、眠りについています。

他に『みどりの窓口』ってのもあるけど、騙されたと思って聴いてみてください。ハマりますよ。

同期

月曜から夜ふかし』で、植田まさし氏が讀賣新聞に掲載している四コマ漫画コボちゃん』が通算13750話で、連載の新記録となったことを受けて、MCの村上信五が自分とテレフォンカードが同期(1982年)だと言うと、マツコデラックスがすかさず「私は沖縄返還日中国交正常化浅間山荘事件が同期(1972年)だ」と対抗していました。素晴らしいですね、言葉の反射神経。それにしても、チョイスがうまいなぁ。

そんな風に考えたことがなかったので、慌てて調べました。

1956年の私の同期は…

自賠責保険売春防止法と万国著作権法国際連合への加盟…地味ですね。って言うか、いっぱい決めてたんだ。時代が切り替わろうとしているのを感じさせます。3丁目の夕日前夜でありました。

みなさんの同期は、どんなですか?

ホームランダービー

落合博満氏は、その著『プロフェッショナル』(ベースボールマガジン社)で、バッティング投手の重要性を熱く語っていました。

優秀な打撃投手を数人擁することができたら、チーム打率を2〜3分引き上げられると確信しているとも。

ロッテを皮切りに中日→巨人→日ハムと四球団を渡り歩いた落合選手は、その都度、恋人とも呼ばれるようなバッティング投手に巡り合い、練習に明け暮れておりました。定点観察によって、身体の動きの小さな変化に気づいてもらうためです。なるほど、大きなスランプなく、シーズンを乗り切るために、そんな工夫をしていたのですね。

ただし、それが誰でもいいってことじゃないので、球団側からすれば、人事介入、わがままだと思われていたこともあったようです。

 

メジャーリーグホームランダービーで驚いたのは、選手の相手を務める投手がブルペン捕手だったり、コーチだったり、学生時代の恩師だったりしたことです。そこで初めて知りました。メジャーには打撃投手がいないってこと。

なるほど、打撃投手にアドバイス機能を求めないならば、ピッチングマシンでいいわけです。何より、コストがかからないから。学生アルバイトに頼っているチームも多いと聞いています。

だけど、一億円の賞金がかかる闘いに、専門職じゃない人が絡むなんて…。細部にわたってルールにこだわる割には、適当なんだなぁ。高級寿司店で練りワサビが出てきたような感じ。

このあたり、日米の差は、合理的な考え方と球団の面倒見の良さ、人間関係のしがらみの違いだと思います。引退後に打撃投手を続けられるかどうかは、待遇次第でしょうからね。面白…くありません?

 

 

ゼロコロナという病

「日本のコロナ感染は、世界的にみてさざ波状態である。陽性者は若者が中心で、その場合の死亡率は極めて低い。ワクチンが不足していると言うが、重症化しやすい高齢者はほぼ射ち終えている。だから、いつ脱コロナの宣言をしても、おかしくない状況にある。変異株は、感染力が上がっているものの致死率は低いので、恐れることはない」

 

昨日の『辛坊治郎ズーム そこまで言うか』で元厚労省医系技官・木村盛世氏が、こう語っていました。

コロナは風邪なので、集団免疫をつけることはできません。しかしながら、死亡リスクが高い高齢者へのワクチン接種が進んでいるので、重症患者が激増する可能性が低い中、緊急事態宣言を行うのは逆じゃないかってことです。今こそ、菅総理が判断するべきであったと。

小林よしのりだと表現が過激になってしまうけど、木村氏のデータに基づいた冷静な意見は、そうだなぁと思います。

いや、コロナ患者をゼロにするなんて無謀な考えこそ、危険なのです。いつまで続けるつもりなんでしょうか?

静岡万調ラーメン

外食した際、食後に喉が渇くのは、化学調味料のせいだと聞いたことがあります。

飲食店に限らず、コンビニ食なども含めて、味が濃くなっているのは間違いありません。

多分、ごまかしが効くからでしょう、濃い味付け。

こういうのにハマるのはよくないなと思いつつ、習慣性があるんでしょうね、化学の味です。

 

で、インスタントラーメン界からのオススメとして、ご当地グルメの『静岡万調ラーメン』を選びました。

これは、テレビ番組の企画で出来上がった魚節系のラーメンで、何でも削り節を重用する静岡県の特徴を活かして作られたものです。

どろっとした濃い目のスープはクセが強い。静岡おでんを下品にした感じ。万調は、万能調味料の略称のようです。

賛否は分かれるところですが、私は身体にいいラーメンなんてないと思ってまして、敢えてこれを選びました。県外の人は、通販でのお求めとなります。独特ですよ。