都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

地熱発電

原子力発電については、一般のレベルでは反対派が多いものの、財界では推進派が圧倒的多数であり、影響力の大きい政治家もそれを支えているようです。総裁選に立候補している四人もしかり。将来的にはともかくも、現状で代替案がない以上、致し方なしというところです。

代わるクリーンエネルギーとして、注目されているのが地熱発電です。

世界の地熱資源量を国別で見ると、日本はアメリカ・インドネシアに次いで三番目のポテンシャルを持っているそうです。火山国ですからね。マグマがたくさん溜まっているってこと。

しかしながら、その場所が国立公園や温泉地など、自然保護区域にあたるため、地元関係業者との調整や環境との調和が必要で、政治の介入が求められておりますが、利権が絡むので、そこからまたドロドロします。そういうのをモノともしない、つよ〜いリーダーシップが待たれます。

 

真山仁氏の『マグマ』(朝日新聞出版)では、この辺りのことが詳細に描かれています。

原発推進派からすれば、自然エネルギーの中で、最もヤバい存在らしい。だから、妨害にかかります。作り上げるよりも、それを邪魔する方が簡単ですからね。

原発誘致に使ったのと同じレベルで頑張ってもいいのではと思ってしまいます。

 

高橋に注目(2018/3/27分再掲載)

日本人の多い苗字ランキングです。

  1位 佐藤
  2位 鈴木
  3位 高橋 
  4位 田中
  5位 渡辺
  6位 伊藤
  7位 山本
  8位 中村
  9位 小林
  10位 加藤

これが、プロ野球選手だとこうなります。

  1位 田中 14人
  2位 高橋 11人
  3位 中村 10人 
  4位 鈴木 9人
     山本 9人
     石川 9人

佐藤姓は、意外に少なく5人。小林は2人しかいません。
さて、今回注目したいのは、高橋姓です。
11人中9人が投手、6人がサウスポーでした。
ちょっと前までは、そんなに多い名前じゃなかったのですが、ここ数年、入団が相次いでいます。

  2015年 高橋光成前橋育英→西武)
  2016年 高橋純平(岐阜商→ソフトバンク)高橋樹也(花巻東→広島)
      高橋圭二龍谷大平安→ヤクルト)
  2017年 高橋昂也(花咲徳栄→広島)
  2018年 高橋礼(専大ソフトバンク)高橋遥人(亜大→阪神

この中で、広島待望の左腕、昂也投手に期待しています。一気に2ケタ行きましょう!

 

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2019年ジャイアンツに高橋優貴投手、2020年中日ドラゴンズに高橋宏斗投手が加わり、高橋姓の投手は10人となりました。

本日のセ・リーグでは阪神・広島・ヤクルトの三投手が先発し、いずれもがチームを勝利・引分けに導いています。

カープの左腕高橋昂也はシーズン終盤でローテーションの一角を掴み取り、4勝6敗。大学進学していれば、今年4年生だと考えると、順調に育っているのがわかります。

ヤクルトの左腕高橋圭ニ(24歳)は、今年初め元AKBの板野友美と結婚して調子に乗ってます。

 

はっぱふみふみ

前回の東京五輪のころ、テレビの草創期には、お笑い芸人というジャンルはなかったように思います。

漫才師とか落語家はいるものの、バラエティー向けのタレントはいない。プロのお笑いにテレビの尺が合わなかったのです。なので、その隙間を役者や歌手が埋めていました。だけど、本業じゃないから、あんまり面白くない。

痺れを切らしたように表に出てきたのが、青島幸男前田武彦らの放送作家たちです。ネタ職人ですからね、短い笑いはお手のもの。

その中でのナンバーワンが、大橋巨泉でありました。

巨泉というのは芸名で、趣味の俳句を読む際に使用していた俳号だと言いますから、生きていれば、プレバトで活躍してたろうなと思います。

 

「みじかびの きゃぷりきとれば すぎちょびれ すぎかきすらの はっぱふみふみ」

 

これは、今から50年前の万年筆のCMで、撮影時に用意された台本がつまらないので、巨泉自身が即興で作ったとされる名作です。

短歌のリズムにジャズのセンスを融合させた斬新なスタイルは何とも新しく、経営難に陥っていた会社を一気に立て直したとも言われています。

短くて書きやすい万年筆であるとのメッセージ性が強烈で、購買意欲をかき立てる。たいしたものです。

その後、ちょっとエッチな深夜番組『11PM』のMCを担当し、自身の趣味である競馬・麻雀・ゴルフ・釣りをコーナーに取り入れて、遊びながら働いている人のイメージを定着させました。

共演したタレントをあだ名で呼んだり、上から目線でタメ口をきいたり、50歳でセミリタイアだと言ってカナダに移住したり…いろんな人に影響を与えています。いや、彼に憧れてうまくいかず、人生を棒に振った人も少なくないと思います。

 

で、今だったら誰だろうと考えたときに、一人いました。

ホリエモンです。

ジャンルは違うけど、ベンチャー企業を興したり、ロケットを打ち上げたり、野球チームの経営に乗り出したりとやりたい放題、楽しそうです。

彼の場合、大失敗をたくさんやらかしているけれど、それをもまた糧にしてプラスに繋げているのが凄い。

大橋巨泉がテレビの申し子ならば、堀江貴文はインターネットの落とし子と言えるんじゃないかな。

北九州フェニックスの今後の動向を注目しています。

ポリクロニック

ベトナム技能実習生に7時に会社へ来るよう指示したところ、7時に家を出たという笑い話みたいなことがありました。

なるほど、言葉には正確性が求められるなぁと、気付かされます。

 

時間についての感覚は、国によって大きく違っていて、欧米ではそれをモノクロニックタイムと言い、アジアの多くの国々や南米諸国はポリクロニックタイムだと言われています。

モノクロニック文化では、時間を貴重な資源であると考え、順序立てて物事に取り組みます。一度に一つのことに集中して取り組みます。

ポリクロニック文化では、時間は常に目の前に沢山あり、物事に取り組む順序は考えるけど、それはあくまで目安であって、一度に複数のことを並行して取り組む傾向にあります。

日本はどちらかと言うと、これが複雑でありまして、集合時間に厳格であるものの、会議の終了時間は決められたとおりを守らない二面性を持っているため、外国人は混乱するようです。

飲食店もそうですよね。注文した順番に拘りながらも、接客の公平性を強く求めたりする。

サービス業で求められるものが大きく、それに応えるのは大変なことなのであります。

貧すれば鈍する

プロ野球の観客入場制限で、最も打撃を受けるのが、親会社を持たない広島カープです。

新球場誕生と共に成績も上向き、毎試合が満席状態でのことでしたから、これは大きく響きます。昨年の赤字が29億円ですから、今年もそれに近いと思われ、リストラへ向かうのは必至でしょう。利益がいっぱい出て、寄附しまくっていた数年前がウソのようです。

そうなると、一番に考えられるのはポスティングシステムによる鈴木誠也選手の放出です。当初の予定では、あと一年の余裕があったハズですが、早まりそうな気がします。口減らしってことですね。悲しい。

次にあるのが、高年俸選手の首斬り、または大幅減俸。

リーグ三連覇を経て、みんなお金持ちになりましたからね。菊池涼介田中広輔會澤翼・大瀬良大地・野村祐輔長野久義松山竜平中崎翔太今村猛らの大幅ダウンは免れられません。みんなリーダークラスだから、テンションが下がる一方で、FA流出も不可避です。普通だったら必死になって止めるところなんだけど、ない袖は振れないのが悲しい。

そして、成績悪化の責任を取らせるべく、首脳陣の交替を迫るべきところ、お金がないのでこれも叶いません。黒田博樹とか新井貴浩の待望論がありますが、選手に回すことで精一杯です。ジャイアンツの監督コーチの待遇と比較すると、目眩がします、ホント。

最新鋭機器のトラックマンを導入していないのは、カープだけ。スコアラーの人数も減らされたと聞いています。

新人獲得も積極的には動かないだろうなぁ。

それもこれもコロナのせい。

建て直しには、しばらくかかりそうです。

王様ゲーム

江戸幕府の260年は、世界的にも類を見ない平和な時代でした。

その歴史の中で、日本人の根幹となる精神性が培われたように思います。

「殿様には逆らっちゃいけない」「生まれながらにして身分が決まっているので、分相応を弁える」「決められたことに黙って従う」「持ってるけど刀を抜いてはいけない」「外国のことは気にしない」…

ベースにあるのは儒教の考えで、家長や目上の人は絶対であるということを前提にそれぞれの身分や立場が決まります。

その結果、仕事はできないけれど、命令に一切逆らわない働き方が普通になりました。

終身雇用は維持された方がいいし、45歳定年だなんて、とんでもありません。

 

総裁選のゴールが近づき、ぼんやりと結果が見えてきました。

ズバリ、河野太郎はありません。

それは、いっぱい変えようとするからです。意見がぶつかることを恐れない態度は、時として無礼にも映る。ちゃんと支える人がいないと、暴走しているように見えます。石破茂もそう。小泉進次郎はかなりアホだということがバレてきました。

若者も含め、急変することに抵抗を示す人が多数派である限り、世代交代は叶いそうにありません。

ルールに精通しているかどうかの違い。福田達夫が育つまで、もう少し待ちましょう。

脳ベルSHOW

恥ずかしながら、65歳の誕生日を迎えました。国も祝日として祝ってくれているような敬老の日であります。飛行機代が安くなるみたい。

ちょっと怖いのは、老人という枠の中で一括りにされてしまう感じ。存在感が薄れていくってことです。○○ちゃんのママって言われるような呼称であるおじいちゃん。やだね〜。

高齢者はお笑い番組を見なくなるんだそうです。それは、スピードについていけなくなるから。それと、最新流行語の多用。何を言っているのかが分からないのがイヤだから目を背けるようになります。興味がないことが増えていき、変わることを嫌います。オシャレも気にしないし、面倒くさいが増えていく、それが老人。老け込まないためには、逆をやります。

 

どういうつもりか分かりませんが、フジテレビが地上波では朝の4時に放映しているのが『クイズ!脳ベルSHOW』です。

これが珍しくも老人向けのクイズ番組で、リハビリを思わせるような問題が並びます。

司会は、ますだおかだ岡田圭右とフジにこんな地味なアナウンサーがいるのかと思わせる川野良子。ビックリです。

回答者は、むかーし有名だった「あの人は今」みたいなタレントが入れ替わりで出てきます。回答者自体が「私は誰でしょう」の問題になっているのが渋い。優勝賞品がコシヒカリ5キロってのも、笑点の座布団10枚並みに謙虚です。老人には物欲もありません。

ここまでマイナーな気分にさせる番組の制作スタッフは、どんな人がやってるんだか、少しだけ興味があります。ほとんどないけど。

結構な長寿番組です。なるほど、そういうことか。