ベトナムの技能実習生に7時に会社へ来るよう指示したところ、7時に家を出たという笑い話みたいなことがありました。
なるほど、言葉には正確性が求められるなぁと、気付かされます。
時間についての感覚は、国によって大きく違っていて、欧米ではそれをモノクロニックタイムと言い、アジアの多くの国々や南米諸国はポリクロニックタイムだと言われています。
モノクロニック文化では、時間を貴重な資源であると考え、順序立てて物事に取り組みます。一度に一つのことに集中して取り組みます。
ポリクロニック文化では、時間は常に目の前に沢山あり、物事に取り組む順序は考えるけど、それはあくまで目安であって、一度に複数のことを並行して取り組む傾向にあります。
日本はどちらかと言うと、これが複雑でありまして、集合時間に厳格であるものの、会議の終了時間は決められたとおりを守らない二面性を持っているため、外国人は混乱するようです。
飲食店もそうですよね。注文した順番に拘りながらも、接客の公平性を強く求めたりする。
サービス業で求められるものが大きく、それに応えるのは大変なことなのであります。