都会のネズミと田舎のネズミ

時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。

広報と宣伝と

前職の保険会社では、いろんな部署を経験しました。中でも一番面白かったのは、広報課でした。

私が着任する前までは、『広報宣伝部』と言って、“広報”と“宣伝”が一緒になっていたんですが、会社が成熟し、世間の注目度が上がったことで、切り離したのです。

この二つのセクション。目的は似通っているものの、組織としての考え方に大きな違いがあります。

   「私は正直です」
   「彼は正直です」

最初のが“宣伝”、後のが“広報”です。
宣伝は、お金がかかります。広報は、あまり(場合によってはほとんど)かかりません。
宣伝は、都合のいい話ばかりで説得力に欠けます。広報は、客観性があるので、信頼感がある。
しかしながら、会社なんてフツーにしてると世間が興味を持つような話題がないのです。
新商品なんて、よっぽどユニークじゃないと、どうだっていいでしょう?
人事だってそう。社会貢献だって、ほかもみんなやってますから。

だから、通常の保険会社広報部門は、マイナス情報に備えての活動が多くなります。
いわゆるリスクマネジメント。
社員の不祥事や情報漏えい、裁判問題に運用の失敗…規模が大きいゆえに綻びがあちこちに生じます。
つまり、消防士みたいなタイプが多いんです、金融機関の“広報”。余計なことをヘラヘラ言わない。

しかし、私のいた会社は一味違っていました。
それは、創業者である社長自身が珍しいほどにユニークでカリスマ性があり、マスコミと太いパイプを持っていたこともあって、あちこちへ露出していたのです。攻めの“広報”。

「広報は社長の最大の仕事だ」「社長の存在そのものが広報である」とトップが自覚されていたので、楽だったし、楽しかったです。直接の上司が社長だと、複雑な怒られ方、しませんからね。気持ちさえ先読みしておけば、間違えない。この社長の任期に合わせ、僅か二年の広報課でしたが、夢のような体験をさせていただきました。何があったかは、追々書かせていただきます。


本日、文栄出版社の取材を受けました。
九州・山口の温泉ガイドである月刊誌『外戸本』に載せるんだそうで、一泊一万円で行く山口の旅の中で夕食に当店の“ゴキゲン刺身定食”を充てるとのこと。ふ~ん。
むしろ、一泊4,700円で泊まれる温泉があるってのにビックリしました。

掲載は、六月号の予定。これも、固まったらまた、ご報告いたします。