思いもよらず、好スタートを切ったカープですが、考えてみたら、アウェイが続くといっても主力の鈴木誠也は、新妻の本拠地であり、堂林選手も然りでありました。
嫁の実家が、関東エリアに多いカープ選手にとって、案外、イヤな遠征ではないのかもしれません。
それにしても、入団10年目の堂林は、別人のように逞しくなっています。
一塁手ライバルの松山選手が開幕に間に合わなかったという巡り合わせもあるものの、運も実力のうち。チャンスを見事に掴み取りました。
技術的には、右打者の外角へ流れていくスライダー系のボールを追わなくなったのが大きい。これにより、代名詞でもあった三振が激減しています。
こうなると、打線の迫力が違います。
新戦力のピレラ・メヒアに堂林までが一発を持っているので、相手からすればイヤな打線となりました。
去年のデータは、当てにならないってこと。
その代わり、機動力がなりを潜めるため、一点を争うというよりは、大味な展開が多くなりそうです。
後ろのピッチャーに不安を抱えての発進なので、それはそれで良いのかも。
今年は、勝つにせよ、負けるにせよ、大差の試合運びが目指す野球です。新しい。
