たったの5千人だけど、観客を入れた途端、5試合中3試合がサヨナラゲームと熱戦が繰り広げられているプロ野球。
ワクワクドキドキしています。
で、シーズン前に5位だと予想したカープですが、案の定、投打の歯車が噛み合っていません。
バッティングで問題なのは、四球が少ないこと。
16試合が経過して、ピレラ1菊池4西川4鈴木10メヒア3會澤5堂林3田中8です。
特に、1番から3番までが合計で9個というのは、珍しい。よく言えば、積極的。悪く言えば、雑。
際どい球を振りに行っている様子が浮かびます。だから、相手投手はボールゾーンを上手く使う。
平良・井納・岩貞・吉見らに軽く捻られたのは、打ち気がはやったからでありました。
四球を選ばないチームは、ピッチングの組み立てが楽です。
そして、もう一つ、盗塁をしないこと。ここまで、チーム全体で5個です。
堂林2上本・西川・メヒア各1で、ヤクルト山田哲人の一人分に同じ。あのカープがですよ、足を使わない野球。
つまり、監督が代わって、細かいことにこだわらないブンブンベースボールとなりました。
勝つときは、イケイケで安心して見ていられるけど、接戦にはすこぶる弱い。
ここまで、一点差試合は、0勝4敗です。
チームとして、策がないから、こういう結果を招いています。
実は、ドラゴンズもチーム事情が似ていて(一点差ゲーム1勝2敗、盗塁数合計3)、どちらも投手出身監督でした。
ピッチャーは、細かいことを考えるのが苦手な人が多いようでして、だとするならば、参謀のいいのが必要なんだけど、もう遅いですね。
だから5位。阪神よりは、上です。