多くの男性は、床屋さんでは浮気しません。一度決めたら、ずっとそこへ通う。だから、注文しません。いつもと同じ。
私はそれではつまらないと思う。
レストランでカレーしか食べない蛭子さん、あるいはピンクのベストばかりを何着も持っているような話。
お金を払っているのに、ワクワクがないのはどうなんでしょう。
私にとって、散髪は小さな冒険です。ちょっとの違いが楽しい。誰も気づかないんだけどね。
なので、発見がなくなると、どんどん次へ進みます。新規開拓。
山中湖には床屋さん自体が少ないのですが、引っ越して初めての散髪へ。
若い店主が一人でやっているその店は、オシャレな店構えです。
初めての客なので、たっぷりと尋問されました。
会話のキャッチボールに、その人のインテリジェンスが表れますが、この店はちょうど良い。心地よい時間を過ごしました。
仕上がりは…どうでもいいんです。