中学高校の体育授業では、柔道が必修科目でした。
海外の人から見れば、日本人はみんなやっていると考えられているだろうから、まぁ仕方ないと思いつつも、実施するのは必ず冬場で、受け身ばかりやらされるもんだから、ちっとも面白くありません。汗なんか、かくわけない。
当時は『柔道一直線』がブームで、ピアノを足で弾けるかとか、地獄車は理論的に成立するのかなんてやってましたから、投げられるのが前提の練習はどうも、身が入りませんでした。
なんか、授業では勝負よりも、型ばかり追求していたように思います。
教師からすれば、安全第一だったんでしょうね。リスクが高いから。
観客がスカスカの大相撲が始まりました。
で、取組みを見ながらふと思ったのは、土俵が高く盛り上がっているのは何故かということです。
スカスカだから、落ちたときのクッションが少なくて、危ないんじゃないかと。
ネット検索すると、落下したときに時間差が生まれるから、受け身の余裕が取れるので大丈夫ってことらしいけど、その一方で、重なり合うように落ちたときのダメージは、相当なものだと思われます。
もし、平場の土俵であれば、突き飛ばされたときに、どこまで飛んで行くかは興味深いところですが、その方が危ないのかどうか?
その場合、客席の配置は難しそうですね。
稽古場では、受け身の練習に余念がなく、みんなクルクル回りながら倒れ込んでいるものの、横綱大関にそのイメージがありません。
三役力士に怪我による休場が多いのは、そのせいじゃないかと睨んでおります。
本当は強いんだけど、土俵際まで追い詰められたら粘らないと決めている力士もいるんだろうなぁ、きっと。