競馬の世界では、今週走った馬が来週も出走するなんてことは、ほとんどありません。
筋肉に必要以上の負荷がかかるそうで、本気を出し切るってのは、そういうことらしい。休ませることも大事なんです。
マラソンなんか、年に一度しか大会出場しない選手もいたりして、本戦における消耗の激しさは、計り知れないものがあります。
ボクシングやK1も然り。
連日のように興行を行うプロレスは、練習を見せられているのかもしれません。骨折どころか、筋肉が損傷しないような配慮。
それじゃ、相撲は?毎日の真剣勝負に、筋肉は耐えられるのか?
うーん、よくわからないけど、人によって気持ちとしての敗退行為があるのは、充分に想像できます。白鵬が、優勝の可能性がなくなると休場してしまうような感じ。なんとなく、ねぇ?
その昔、プロ野球では、スーパースターの投手が連日のように投げまくっていた時代がありました。
江夏投手のシーズン401奪三振も329回を投げていたわけで、中6日が当たり前の今では、考えも及びません。
それどころか、一試合を完投するピッチャーも少なくなりました。昨季、両リーグで最多完投は、大瀬良投手(広島)の6試合です。
だから、必然的にリリーフ投手の出番が多くなります。強いチームほど勝ちにいくので、優秀な中継ぎ投手の出番が多くなり、その結果、肩をやられる。連覇が難しくなる理由は、そういうところにあるのです。
監督としては、負けると分かっている試合で無駄使いしたくない。
昨日の増田大輝選手(巨人)の起用は、そういうことでありました。
いいと思います、見ていて面白かったから。
最後まで諦めるべきではないという考えもあるでしょうが、興行である限り、これでいい。世の中は変わり続けるのであります。