人生の中で、一度でも胴上げされた人って、どのくらいいるのでしょうか?
たとえば、それが野球だとしても、監督じゃないと、なかなか持ち上げてもらえません。
それが、二年続けて、となると。
ホントになかなかいないのです。
カープが二年連続でリーグ制覇しました。
なぜでしょう?
それは、優勝争いをするチームが、中継ぎ投手を酷使するからです。
近年の野球では、一人の投手が9回を投げ切ることが少なく、勝利の方程式とやらで、7回ぐらいから1イニングずつを3人でまかなうというのが、定石となっております。
先発投手は、中6日ぐらいで優遇されるけど、リリーフ投手は、連日のお座敷。
起用する首脳陣に配慮がないと、登板過多となって、次のシーズンに影響が出るってことです。
使う側は、根性第一の昔の野球で育ちましたからね。
にも関わらず、ゲームプランは現代風。
個人の意思を尊重するって言ったって、「どうする?」って聞かれりゃ「行きます」って答えるし。
ここで、マネジメント能力が問われるのです。
もっとも、それを上回る選手層の厚みがあれば、いいんですが。
打者はいいとして、投手をどう使っていくか?
いや、どうやって、負け試合を作っていくのか?
センスが問われているのであります。