大谷選手が二刀流で大活躍しております。
大リーグの長い歴史の中でも、そういう欲張り(?)なプレーヤーはいなかったわけで、だからこそ注目を集めているわけです。
前例がない。
投打にわたり、凄い才能を持った選手は、これまでも大勢いました。
ピッチャーで4番というのは、高校野球では珍しくありません。
古くは、400勝の金田正一。通算本塁打38本の記録を持っています。自分が投げる試合では、七番を打っていたし、普通に代打で登場しておりました。通算で8回も敬遠されていることも勲章のひとつです。
V9に貢献した堀内恒夫は、自身がノーヒットノーランを達成した試合で何と3本のホームランを打っています。
一匹狼の江夏豊のノーヒットノーランは、延長11回を投げ切ってのものですが、0対0のその試合に決着をつけたのも、やはり自身のサヨナラアーチでした。
桑田真澄の通算打率は2割1分6厘。投手の場合、わざと打たない打席があることを考えると、この成績は立派です。
松坂大輔は、指名打者制のパ・リーグだったのが残念でした。
こういう選手たちは、もしかしたら二刀流でも活躍したかもしれません。
そうやって考えてみると、大谷本人が自分を貫いたことはもちろん素晴らしいですが、それを受入れた栗山監督が凄い。エンゼルスという球団が天晴れだなぁとつくずく思います。