都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

アフラック躍進の秘密④

大学生が就職するときの判断基準は、何と言ってもネームバリューでしょう。

成績優秀な学生は、大手企業を目指します。大会社ほど、給料がいいし、福利厚生が充実している。潰れる心配もありません。

だから、創業間もないアフラックに新卒の男子学生は、寄ってきませんでした。

やむなく、中途採用が主力となります。本意じゃないけど、しょうがない。

その一方で、四大卒の新卒女子をどんどん採用できました。当時、女性が働く場所は少なく、お茶汲みコピー取りがメインだと思われていたので、インテリジェンスの高い女性は嫌われていたのです。大手の会社が求めていたのは、短大卒の女子。そこそこ働いて、結婚退職してくれればいいと、そんな風に考える企業がほとんどでした。

男女の区別なく、ハードに働くアフラックでは、この女性たちが即戦力として活躍します。

そして、予想外のことが起こります。

若くて優秀な女性が多くいる職場で、男性がカッコつけます。モテたいから。

仕事なんて、仕組みさえしっかりしていれば、そんなに難しいものではありません。頑張るかどうかです。職場に魅力的な女性がいれば、必死にやる、そういうもの。

第二新卒とでも言いましょうか、前職をドロップアウトした男性社員が頑張り出しました。モテたいから。

同社の男性の社内結婚率は、一時は80%を超えていたと言います。

そうなると、愛社精神もどんどん膨らんでいく。好循環です。

(つづく)