昨日は、プロ野球のドラフト会議が行われました。
甲子園大会が行われなかったせいで、高校生の指名が減って、その分が大学生へと流れたようです。
ひと昔前は、優秀な選手が東京に集中しておりましたが、今どきは地方へも分散されていて、全体の比較が難しくなっています。だから、スピードガンやストップウォッチで数字を寄せて見るんだけど、そんなに簡単な話ではありません。投手と打者は、その駆け引きの中で、脳内も鍛えられるからです。つまり、何故そうするのかを説明できるかどうかの違い。ただ投げて打つだけじゃないところをどこまで理解できるかどうかが、大きな差になって表れるわけです。
頭を使っている野球とそうでない野球がある。
ちょっとしたきっかけで、選手が大化けするのは、そういうことなんです。
10年前の指名を見返しながら、答え合わせをするのもまた、楽しみの一つなのであります。