WOWWOのドラマが面白いのは、CMがないので特定の企業に配慮することなく、堂々とタブーに挑戦しているからです。
役者についても、地上波のような芸能事務所とのしがらみが少ないので、実力のある演技派が多く起用されていることに好感が持てます。
加えて、映画のように時間枠にとらわれることがない。連ドラとすることで、原作に近づけていくことが可能なのです。
だから、作家への受けがいいんです。小説で話題になった作品が、タイアップ企画のようにすぐにドラマ化されていきます。
先週はUー NEXTで『空飛ぶタイヤ』を観ました。
この作品は、三菱自動車のリコール隠しを題材としたもので、銀行の貸し剥がしやマスコミの隠蔽関与など、企業の暗部にザクッと斬り込んでいます。さすがは、半沢直樹の池井戸潤氏による原作です。後味も良く、スカッとしました。
95点、これは、ほぼ満点の評価です。面白かった。