総理の長男の話で不思議なのは、東北新社という会社が30回以上にわたって接待を繰り返していたとき、ほかの放送局が何もしなかったのかってことです。つまり、総務省の人たちが、東北新社だけの接待に応じていたのは、おかしいんじゃないでしょうか?
もし、そうならば、後ろめたくなるので、登場人物を絞るハズです。本当はやっちゃいけないんだけど、このことは内密にと。回数も多すぎるし、スキだらけな感じ。
大体、七万円が高額だと言うけれど、高級店で年代物のワインを開ければ、そんなもんでしょう。それは、例外的にアリな話。
むしろ、ほとんどが一人一回五千円程度の飲食だってとこに、常習性を感じます。
政府はマスコミ報道に敏感で、特に関東エリアの放送局に対し、それを監督する総務省を通じて圧力がかけられるようにしています。
放送局サイドは、今の形を崩されたくない(チャンネルを増やされたくない)ので、ひたすら外圧を拒みながら、現状維持を続けようとする。
その際に、橋渡し役となっているのが、記者クラブに詰める通称「波取り記者」です。彼らの役目は、人間関係を密にすること。だから、一緒に食事なんてことを頻繁に行なっているハズです。そうでないと、仲良くなれないから。
つまり、連日、報道しているようなことを、実は各局とも、多かれ少なかれやっています。間違いない。
本当は、調査すべきなんです。総務省内の接待についての実態調査。だけど、放送局はこのことを取り上げません。
おかしいんだなぁ、第四の権力。