相撲の場合、行司が勝ち負けの判定を下しますが、差し違えると大変なことで、進退伺いを出したりします。
実際には、どっちだ勝ったか分からないときもあるわけで、その場合は取り直しという道も残されています。
競馬では、同着という判定で配当を折半にしたりしてますし、水泳では、決勝レースへ進む8位の選手が同タイムのときは、その選手同士で再レースを行います。
それじゃ、野球の場合、どうなるのか?
三角ベースの子供たちは、負けてる方が有利になるよう合理的な解決策を講じておりましたが、実際には同時セーフかアウトか?
公認の野球規則では、バッターアウトとする項目に「バッターが第3ストライクの宣告を受けた後またはフェアボールを打った後、1塁に触れる前に、その身体または1塁にタッチされた場合」とあります。この解釈の延長上に、同時は含まれていないから、セーフであるという理解になっています。
プロ野球では、リクエストという制度を取り入れて、微妙な判定をビデオで見直すようになりましたが、ポイントは同時セーフにあります。つまり、微妙なときは、攻撃側が有利だっていうこと。
だけど、あれだけ大勢の観衆の前で、判定を覆されるのって、屈辱的でしょうね。
『イチケイのカラス』を見ながら、そんなことを考えました。