都会のネズミと田舎のネズミ

時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。

任侠浴場

堺正章が若かりしころ、TBSのドラマで『時間ですよ』で主役を張っておりました。

当時、バリバリ売り出し中アイドルである天地真理とか浅田美代子なんかも出ていた人気番組でしたが、何と言っても今では考えられない女湯のお色気シーンがウリで、明るいエロビデオでもあったのです。何せ上半身丸出しですから。

実際の銭湯に、そんなに若い女性ばかりがいるとは思えないものの、40歳以上は出てきませんからね。むしろ、モデルっぽい20代が中心で、楽しませていただきました。

そのときの番台は、男湯と女湯を半分に仕切っていて、両方の脱衣所が見張れるような設計だったのが羨ましく、そんな職業もあるんだなぁと子供心に思ったものです。そんなアルバイトないのかなぁと。

今どきは、風呂無しの物件が少なくなり、銭湯の数も年々減っているようではあるものの、この業界には補助金が出るらしく、東京都だけで500件近くあるそうです。確かに、ないと困るって人もいますからね。自宅の風呂が使えなくなるってことだってある。

昔、世田谷に住んでいた時、直ぐ近くに結構大きめのお風呂屋さんがありました。

高級住宅地のイメージがある世田谷区ですが、実は大学がいっぱいありますからね。風呂無しにすれば、それだけ家賃を抑えられるってこと。そのための銭湯でもあります。

 

今野敏氏の任侠シリーズ第四弾は『任侠浴場』(中央公論新社)です。

例によって、弟分のヤクザが関わる物件に力を貸して欲しいと持ちかけられ、好奇心の塊である阿岐本親分が解決に乗り出すというストーリー。

いくらでもありますからね、斜陽産業。これはという業種を見つけては、まだまだ続きそうなシリーズです。

パターンが決まっているので、すぐに読み終えるのもいい。85点。今野作品は安定しています。