ちょっと前に『コンティジョン』というパンデミック映画を取り上げましたが、今回は2009年に公開された邦画『感染列島』を紹介します。
この映画は、日本において新型ウィルスが蔓延した場合、どのような事態になるかが描かれています。ワクチンはもとより、有効な治療法が見つからず、ついには院内感染が起こる。いわゆるエグいクラスターです。コロナなんかと違って、致死率が極めて高く、劇中では国内で一千万人を超える死者が出ていました。何せ、感染源が分からないため、風評から養鶏場が疑われたり、イジメ・暴動が起きたりで、人々は皆、冷静でいられません。重傷者に対応できる機材が不足して、トリアージ(患者の重症度・緊急度によって治療の優先順位を決めること)なんて問題も取り上げていました。
映画の中では、このウィルスのことを「ブレイム(神の責め苦)」と呼んでいました。
今のコロナについては、この映画の影響を受けている人も多いかと思われます。
だけど、ブレイムとコロナの致死率を比較すると、一千倍の開きがあり、また、感染源もある程度は抑えられているので、極端に恐れることはないと考えております。
ワクチンも打たずにいようと思うんだけど、あまり言わない方がいいのかなぁ。