都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

アラ探し

アイドルグループ嵐のメンバーは、解散後、それぞれ役者の道へ進んでおりますが、誰もが一本調子で大根ぶりは否めない。

唯一、異才を発揮しているのが、二宮和也です。

いい人だけじゃなくて、心の中にある負の部分も演じ分けることができるからです。ゾッとするようなクールな一面を簡単に表現してしまうから、演技に深みが出てくる。そりゃそうですよね、天使と悪魔が共存しているのが人間で、状況によってその顔を使い分けるのであります。悪役が名優への第一歩だったりするのです。いい人ばかり演じているとウソっぽい、いや、バカっぽく見えてしまいます。

 

TBSの日曜ドラマ『マイファミリー』が面白い。

誘拐事件なので、ストーリーをそんなに引っ張れるのかと思っていたら、話が新展開しました。誘拐その2です。

警察がポンコツで頼りにならない部分をサンドウィッチマンに任せ、検挙率100%と言われる誘拐事件に斬り込んだあたり、脚本家である黒岩勉の鬱屈した才能の成せる技。いつまでも新婚気分でいられない夫婦の危うさを描かせると天下一品です。だから、日曜日のゴールデンタイムで意識的に危険球を投げているように思います。

ただ二点、気に入らないのが、第四話で元捜査一課の友人の娘が誘拐されてから、その妻が家を出て「探さないでください」のメモを書き残したことです。普通、警察官の娘は誘拐しません。消防署の隣家に放火するような、そんな犯人はいない。営利誘拐じゃないなら、分かるけど。

もう一つは、誤字についてです。「捜さないでください」が正しい。「探さないでください」だと意味が変わってしまう。これが、謎解きのメッセージだったらスゴいけど、単純な知識不足のように思います。今のところ。

元警察官が、自分の娘をわざわざ「ちゃん」付けで呼んでいるのは伏線のような気がするけど、「探す」はねぇ?