都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

白紙に戻った検討士

ほとんどこじつけだと思っていましたが、山上容疑者の母親が一億円の献金を行なっていたのは事実のようですし、統一教会(現世界平和統一家庭連合)が悪質な勧誘を繰り返していたこととも間違いありません。

本来、こうしたカルト教団は潰されるべきであったにも拘らず、追及の手を逃れ、教団の名前まで変えて、未だに存在しています。

それが何故かと言えば、政治家の中枢にズッポリと入り込んでいるから。

そして、これだけ騒ぎになっても、教団を批判したり糾弾するような政治の動きがなかなか見られません。いや、コメンテーターの口も重いし、主要なメディアの姿勢も鈍い。ヤクザよりも宗教の方が怖い気がします。

 

統一教会創立者文鮮明)のそもそもが国際勝共連合という政治思想を掲げ、自民党の右派(岸信介安倍晋三の祖父)に接近したことに端を発し、選挙協力を通じてズブズブになり、ボランティアとしての私設秘書を差し向けるに至って、巨大な影の組織となりました。

美しい国」を言い出したのは、統一教会だったのも知られざる事実です。

一方で、オウム問題に前後して、その霊感商法が社会的な大問題となり、解散寸前にまで追い込まれたのに、何故か公安警察に対してストップがかかったとも言われています。次いで、教団の名称変更も黙認へ。かくして、稀代の詐欺集団が宗教法人の形を残しながら、脈々と生き延びてきたわけです。

安倍晋三の死を冒涜する気はさらさらありませんが、その悲しみや怒りとは分けて考えるべきだと思います。

自民党と言っても、すべてに埃がかかっているわけじゃありません。

比較的にリベラルな岸田総理は、直接関わっていないようなので、メスを入れることができるかも?

旗幟(きし、あれ?)を鮮明(あれ?)にしてほしい。今こそ、検討じゃなくて健闘するときなのであります。