都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

利益相反

我が国では、ほとんど知られておりませんが、お隣りの韓国では、2006年8月にパチンコが全面禁止となっています。ギャンブル依存症で、さまざまな問題や事件が起きたことを重く見たもので、そのへんのことは、『なぜ韓国は、パチンコを全廃できたのか』(若宮健著・祥伝社)に詳しく書かれています。
いや、この本は、五年前に出版されたのですが、表立って話題になることは、ほとんどありませんでした。それは、何故でしょう?

政治家が問題視せず、メディアが報道しなかったからです。
そもそも、日本におけるパチンコの市場規模は、韓国どころじゃありません。年間売上が23兆円にも上っており、すさまじい利益を業界にもたらしているのです。兆ですよ、億じゃありませんから。
これに伴って、いくつかの業界団体が形成されます。
パチンコチェーンストア協会』『自民党遊技業振興議員連盟』『民主党娯楽産業健全育成研究会』…
安倍さんと麻生さんは、最近辞めたみたいだけど、与野党入り乱れて、有力政治家がメンバーに名を連ねています。一体、いくらもらってるんだか??

マスコミは、不況の折、この業界こそが大切なスポンサーってわけです。
ジャニーズどころじゃありませんよね。怒らせたら、大変。
だけど、ホントにそれでいいんでしょうかねぇ?
警察も抱き込まれているって話であり、困ったものであります。

そういう背景があっての「カジノ法案」。どう思います??