第6位 底抜け脱線ゲーム
タレント同士が用意されたゲームを競い合っている様子を見て、何が楽しいかと思いますが、この番組はその先駆けでした。
強く印象に残っているのは、先端に針を付けたおもちゃの電車がぐるぐる回っている中で、踏切みたいなところに風船が置いてあって、それが割れないように作業を進めていくというハラハラドキドキです。何の作業かは全く覚えていないけど、スリルを味わう。平和が何よりの時代でしたから、スリルなんてそんなもんです。熱湯風呂は、まだまだ先の話でありました。
だけど、どうなんでしょうね、赤の他人が遊んでいるのを見て喜ぶってのは。
それでもテレビの黎明期は、手探りでバラエティー番組を創っていて、何を見てもいちいち新鮮に映りました。
あと、七万円、五万円、三万円の『がっちり買いまショウ』も記憶に残っています。モノの値段に敏感になりました。
(つづく)