昔、プロレスを見ていてイライラしたのは、反則のルール適用が釈然としなかったからです。
やっちゃいけないことは、いけないハズなんだけど、5つ数えるまでならイイみたいな。結局、ダメな行為も使いながら、プレーを続けるのをアリだとするのが世の中であると納得していました。
ボクシングだって、ダウンしても10数えるじゃないですか。反則負けって、そういう段階を踏むものだと思います。停学を重ねてから退学だと。
28日に行われた将棋A級順位戦で前代未聞の事件が起きました。
佐藤元彦九段が対局終盤に、マスクを外していたのが理由だというから驚きです。
この様子はYouTubeで記録されていたので、私も見ましたが、佐藤九段はずっと外していたわけではないものの、夜の12時近い緊迫した局面を迎えて読みに没入していたころ、30分以上不着用だったことを指摘されました。
対局者である永瀬王座が、そのことにイライラしていたのもわからなくはないですが、永瀬王座にしても水やお茶を飲むときには外すわけで、なんだかなぁと思った次第です。いきなりレッドカードはないんじゃないかと。
そもそもマスクは何のためにするのでしょうか?
仮に、対局者の二人ともが感染していなければ要らないわけで、おそらくは二人とも感染者じゃないと思われます。
怖いですよね、うっかりマスクを忘れて歩いていたら、逮捕されるなんて。それほどの罪でしょうか?
世間では、賛否が分かれているようですが、これを当然だとする規則の人は、冗談が通じないだろうなとちょっと思いました。
「ダルマさんが転んだ」では、強く主張した方が勝ちになるのであります。ヘンなの。