にわかファンをも巻き込んでいくサッカーの魅力は、ちょうどいい参加国数とその組み合わせ、スケジューリングの巧さにあると思います。実によく出来ている。
そして、ルールも時代と共に、少しずつ進化しています。
今大会からは、レフェリングが変わりました。人工知能と連動したカメラの導入で、曖昧な部分が減ってきたこと。そして、交替の人数枠が3→5に広がったことです。森保監督は、これを上手く利用して、前半と後半で戦術を変える奇策に出て、見事に奏功しています。これ、時代の先端を行ってるんじゃないかな、知らんけど。
さて、改めて参加32チームの監督とFIFAランキングを調べてみました。
(太字は予選トップ、アンダーラインは予選通過国、カッコ内は監督の国籍)
<A組> 8位 オランダ
18位 セネガル
44位 エクアドル(アルゼンチン)
50位 カタール(スペイン)
<B組> 5位 イングランド
16位 アメリカ
19位 ウエールズ
20位 イラン(ポルトガル)
<C組> 3位 アルゼンチン
13位 メキシコ(アルゼンチン)
26位 ポーランド(ベラルーシ)
51位 サウジアラビア(フランス)
<D組> 4位 フランス
10位 デンマーク
30位 チュニジア
38位 オーストラリア
<E組> 7位 スペイン
11位 ドイツ
24位 日本
31位 コスタリカ(コロンビア)
<F組> 2位 ベルギー(スペイン)
12位 クロアチア(ボスニア・ヘルツェゴビナ)
22位 モロッコ
41位 カナダ(イギリス)
<G組> 1位 ブラジル
15位 スイス
21位 セルビア
43位 カメルーン
<H組> 9位 ポルトガル
14位 ウルグアイ
28位 韓国(ポルトガル)
61位 ガーナ
決勝トーナメントに進出した16チームの中で、日本よりランキングが下なのは、ポーランド・韓国・オーストラリアのみ。
やはり、ランキングはいいところを付いているんだなぁと改めて思います。
それと、外国人監督について。
クロアチアとポーランドの監督は、隣国であり、ルーツを辿ればほぼ一緒なので、全くの外国籍監督は韓国のみ。やはり、本気でチーム強化を考えるならば、自前で指導者を育てるべきでしょう。言葉は重要だと言うことです。戦術がすべてではありません。
さあ、ノックアウトステージでは、延長戦があるので、交替のタイミングがより難しくなります。
それと、控え選手のモチベーションの維持。それも監督の重要な仕事です。これまで一度も出場のない柴崎選手に注目しています。