都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

超過死亡

先日、前職の昭和54年入社組が集まって、渋谷のイタリアンで同期会が行われました。

男性3人、女性7人とこじんまりした食事会でしたが、昔話に花を咲かせ、楽しいひとときを過ごしました。

男性の同期入社は5人ですが、2人は脳梗塞で外出がままならず、参加した一人も数年前にがん手術をして、あまりお酒が飲めないんだと。

これが66〜67歳の話です。ちょっと早くね?具合悪くなるの?

昨年公表された『高齢白書』によると、日本人の健康寿命は男性が72、68歳、女性が75、38歳だそうです。れれっ、もうすぐじゃん。なるほど、出席率67%もむべなるかな。病気やクスリの話が異様に盛り上がるのも、当然なのでありました。

 

厚労省の発表するところによれば、過去10年間の死亡者総数は、次のようになっています。

2013年 1,268,438人

2014年 1,273,025人

2015年 1,290,510人

2016年 1,308,158人

2017年 1,340,567人

2018年 1,362,470人

2019年 1,381,093人

2020年 1,372,755人

2021年 1,439,809人

2022年 1,018,399人(ただし8月まで)

生命保険会社の保険料は、この人口動態統計に基づいて算出されておりますが、基本的に法則性が確立されており、その年にどのくらいの人が亡くなるかは、戦争や大災害でもない限り、わかるようになっておりました。これがコロナ前のこと。

2019年までは、規則正しく微増を続けていたのがわかります。

2020年に数字が下がったのは、病院への受診を差し控える人が増えて、手術件数がダダ下がりしたからと言われているのは皮肉な話です。

何もしない方が長生きできる?
ところが今年、8月までの数字ではありますが、例年より一割ほど、死亡者が増えていることが分かりました。このペースで単純計算すると、1,527,599人となってしまう。この超過死亡のこと、じわじわと騒ぎになっています。

実は、国民の免疫力がガクッと落ちているのではないかと。

2023年12月末の数字がまとまるのは、5月ごろ、つまり、コロナが五類に変更されるころなんだけど、そんなとき、ワクチンの是非について、議論が起こりそうな気がしています。