17日まで、NHKプラスで坂本龍一の『音楽の学校』を観ることができます。
これは、2010年から2014年にかけて放映されたもので、生前の坂本龍一、高橋幸宏、それに細野晴臣がそれぞれ独自の解釈を交えて音楽を語り合っています。
楽器に触れたことのない人間には高度すぎる内容ですが、それでも何となくは分かります。なんでしょうね、知性の塊がぶつかり合っているんです。音楽センスもさることながら、言葉の選び方が違う。
その漠然とした感覚は、子供たちを前にした授業で発揮されておりました。プロがプロとしての面子を保ちながら、素人の感性を持ち上げていく。つまり、下のレベルに合わせるんじゃなくて、上のレベルに引き上げるって感じ。
どうしてそんな現象が起きるかといえば、そこに愛があるから。音楽に対する愛情、そして次世代の子どもたちへの真っ直ぐな期待感。そういうものが、たっぷり詰め込まれた至福の時をたっぷりと味わえます。
これは、必見のプログラム。NHK受信料を払っている人は、絶対に見逃してはいけません。17日までですよ。