都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

犠打論⑤

チャンスを迎えて打者が三振に打ち取られると、その選手は悔しがりますが、監督はそうでもありません。ある程度、想定内だからです。

だけど、内野ゴロを打って、ゲッツーになってしまうと、悶々とします。

この心配は絶えず頭の中をよぎり、だったら送っておいた方がいいのでは?とのせめぎ合いが常にあります。併殺打の恐怖。

過去10年の球団別の併殺打を調べてみました。

 

ヤクルト   101→112→96→117→116→112→105→95→105→102

DeNA                112→110→77→92→101→91→109→94→107→109

阪神     107→124→93→99→97→109→102→83→95→90

巨人     97→124→92→100→129→100→106→80→98→89

広島     89→104→(87→85→95→85→86)→91→94→112

中日     129→109→83→103→86→105→104→101→104→92

オリックス  103→91→86→93→105→98→85→86→104→98

ソフトバンク 87→96→110→(110→78→85→85→50→80)→88

西武     107→81→84→97→(95→79→88→74→84→93)

楽天     99→119→96→112→107→109→114→87→100→99

ロッテ    106→79→95→102→85→93→99→80→90→95

日本ハム   (92→72→90→79→95→109→106→86→93)→67

 

全体として、セ・リーグの方が多めでした。DH制の影響と本塁打の出やすさが関係していると思われます。

そして、監督の好みってのも表れています。併殺打を避けようとする監督。

ソフトバンク工藤公康日本ハム栗山英樹、西武辻発彦、それに広島緒方孝市の監督時代、いずれもが少ない数字になっています(それぞれが指揮を執っていた時期をカッコで括りました)。それぞれがリーグ優勝を果たした名将ってとこが面白い。

つまり、ランナーが出て、何もせずにそのまま打たせているようなチームは勝てないってことかもしれません。