いっとき、結構ハマっておりましたが、最近は全くやらなくなったのが競馬です。
前は、金曜日になると『1馬(いちうま)』を買って馬柱を睨み続けていました。故清水成駿の孤独の◎予想が懐かしい。
だけど、馬は選手寿命が短くて、新陳代謝が激しいのである日突然止めやすいんです。しばらくご無沙汰すれば、ほとんどの情報がチャラになるので、踏ん切りがつきやすいってこと。だから、今はスポーツニュースの見出し程度しか興味がありません。
で、昨日のダービーですが、二番人気だった馬がレース直後、急性心不全で突然死したそうです。
それを聞いて思ったんですけど、競馬って、動物愛護団体的にどうなんだろう。直線に入って鞭を打つってのが、どうも引っ掛かります。賞金が全部、馬主に行くってのもねぇ。彼らがもうちょっと頭が良くて感受性が強かったら、グレると思いますよ、人参で誤魔化しやがってって。
そういう意味では、ペット全般に思う。カゴに入れたり、紐で繋いだり…そういうのを可愛がってると言えるのでしょうか?疑問です。
私はベランダにエサを置いて、野鳥がやって来るのを遠巻きに見ているのが好きで、生き物との関わり方としてはその程度。一切の責任を負いません。
本日の読書は『約束の森』(沢木冬吾著・角川文庫)です。
警視庁公安部の元刑事が潜入捜査を命じられ、若い男女と疑似家族を演じる中、謎の組織が現れて、大立ち回りをって話。ハードボイルドかつバイオレンスなんだけど、ひと味違うのは主だった登場人物(?)に犬とオウムが含まれているところです。愛情を持って、調教していくさまは、好きな人は好きでしょうね。そこのところのやり取りに、そこそこページを割いています。
ミステリー小説で、公安を扱っているものは結構多いのですが、必ずしも正義の味方じゃないし、殺人も辞さない姿勢がイメージを広げるので重宝するんでしょう。本作では、偏執狂(マニア)の集まりだというように描かれていて、ちょっとげんなりしました。80点。