都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

イマキュレート・イニング

藤浪晋太郎がアスレチックスからオリオールズに移籍して、人が変わったような活躍をしています。

おそらくは、リーグ屈指の速球の持ち主であると評価をされた上で、絶妙な働くポジションを与えられて、メンタルが安定したところに理由があるのでしょう。期待するけど、期待し過ぎない。監督やコーチとの相性の良さを感じます。

それって、日本人同士でも、なかなかピッタリハマらないところであり、そういうところにトレードの価値があると再認識しました。

つまり、選手の自尊心を傷つけないようにしながら、その良さを引き出す美点凝視です。これを知っているリーダーは、なかなかいません。良い気持ちで仕事をさせるってこと。得てして、弱小球団には足りない考え方だと言えるでしょう。それを上回るほどの圧倒的実力があるわけじゃないので、監督コーチが足してあげるわけです。

 

そんな藤浪が、6日に行われたメッツ戦の8回に登板し、三番から始まるクリーンアップを相手に最速165キロで二者連続3球三振、最後を2ストライクに追い込んだ後、ショートフライに打ち取りました。

三者連続3球三振に打ち取れば、イマキュレート(欠点のない)・イニングとして称えられるところ、惜しくも大記録を逃しました。

この記録、JPBでは18人しか達成していません。完全試合が16人ですから、その希少性は押して知るべし。ちなみに、直近ではソフトバンクのモイネロが、6月6日のベイスターズ戦で、自身2度目のイマキュレート・イニングを記録したとのこと。いや、これはもっと大きく報じられるべきですよね。

で、そういうピッチャーなんです、藤浪晋太郎。なんか、新しい形で爪痕を残すかもしれません。つくづく、相性だなぁと思いました。