都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

あと一本…

アナウンサーは食レポで「美味しかった」って言うなと教育されているんだそうです。五感をフルに使いながら、分かりやすい喩えで表現するクセをつける。そう意識することで、言葉が磨かれていくってことです。頭を使えってことですね。

そう言えば、ファイターズの清宮幸太郎は、父親からインタビューを受けた時に「頑張ります」が禁句だと指示されていました。誰でも言うようなことを言うな。自分が発した言葉に意識を強く持って、責任感を高めろってことらしい。これも同じこと。あいつはあんなことを考えているんだと内外にアピールできるのは、絶好のチャンスなのであります。

サッカーの解説者が「もう一点欲しいですね」ってのも、どうかと思う。その先を言わなきゃねぇ。

 

プロ野球の監督が「あと一本が出なかった」と言うのも情けない気がします。パチンコじゃないんだから。打率三割が優秀だってことは、七割は失敗する。つまり、あと一本は出ない可能性の方が高いんです。その上で、どうするを考えるのが監督の仕事。

原辰徳監督は、阪神戦で三連敗した試合後に「あと一本が」って言ってたけど、そういうとこですよ、ダメなのは。

将棋をやっていて負けるパターンは、持ち駒を使い果たして、最後に戦力が足りなくなる…先が読めていないからです。原野球は、そういうのが多い。延長戦になったら、どうするんだろうとドキドキします。

九回裏のワンアウトから岡本和真が塁に出たけど、代走がいない。なのに、大城卓三にバントさせて、次のブリンソンに期待するも敬遠で勝負されず、北村拓巳が打ち取られる。そもそも返って来れるんですかね、二塁ランナーの岡本和真。あと一本すら疑わしい。

監督が考えなくても勝てるのは、圧倒的な戦力を抱えているからです。オモチャをたくさん持っていて、使ってないのがいっぱいある金持ちのバカ息子って感じ。「ボーッと行きてんじゃねーよ」と言われても仕方がないんじゃないかな。