都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

日大ビジネス

ジンバブエの代表監督経験はあるものの、高校野球では素人同然の堤監督率いるおかやま山陽高校が、日大山形大垣日大を連破し、三回戦に駒を進めました。で、次の相手は西東京代表の日大三高ですと。

どんだけ、日大なんだよと調べたら、もう一つ土浦日大高校も勝ち残っていました。すごいですねぇ、日大グループ。高校野球には、全国で24校がエントリーしております。どの野球部も、そこそこの強豪校で、日大が集客のためにスポーツ、特に野球に力を入れているのが伺えます。私立の進学校が、有名大学への受験のための態勢を整えるのと同じように、グラウンドや監督コーチにお金をかけているでしょう。だからこそ、49代表のうちの4チーム出場を果たしました。

少子化が進みながらも大学の数が減らない中で、生き残りを賭けた教育ビジネスは、何もしなければジリ貧でありましょう。なので、スポーツに特化させる。そのための母数の確保は重要なインセンティブとなるのです。大学の生徒数が7万人超、高校も3万人超とのことで、当然にOBもたくさんいる日大人脈。医学部まであるので、ほとんどの業界に顔が利くってとこもスゴいんです。

そんな中で起こったのが、アメフト部の大麻問題でありました。

悪質タックル事件の記憶が冷め止まないところ、文壇の重鎮である林真理子を看板に掲げた上での体たらくは、この上ないイメージダウンです。

副学長が検察上がりってのもマイナス要素で、相談したという警察OBは捜査担当者でなく、そうなると悪だくみの世界。大学ぐるみの隠蔽だと言われても仕方がないように思います。

それまで年額90億円と言われた日本大学への私学助成金は、2021年から2年連続で停止されておりますが、この調子では今年も怪しくなった気がします。そうなると、入学金等を値上げせざるを得ず、経営陣は頭を抱えることになりそうです。

な〜んてこと、作家活動をしながら、前を向いて行くのはキツいんじゃないかな。余計なお世話だけど、大きな組織ほど、問題が起きたときの対応が難しいのであります。

 

大麻の取扱いについては、国によって大きく違うので、アメフトに限らず留学生を多く抱える大学は、気を付けた方がいいと改めて思ったりもしました。