定期的に日本へ出稼ぎにやって来る野沢直子によると、アメリカで大谷翔平はそれほど注目されていないそうです。
なぜかと言えば、アメリカ人が熱狂するスポーツは、アメフトとバスケットボールで、野球はそれほどでもないからだと言います。
つまり、野球は地味で、一部の人にしか支持されていないんだと。
それは個人的な感想で、野沢直子自身に興味がないからじゃないかと思っていました。
バスケットボールは、自分が下手だってこともあるんだけど、なんかデカいやつが、その身体を誇示しながらちっちゃいやつをあざけ笑うようにプレーする、身分的なスポーツだと考えていたんです。相撲と同じ全くの別世界。
だから、やらないし見ない。男子のバスケットなんか、ホント、見たことがありませんでした。
ところが、昨夜のW杯フィンランド戦で歴史的な勝利であると。
まぁ、そういうのは知識として頭に入れておこうとTVerで確認に入ります。スポーツを生中継でなく見るのは異例のことなんですけど、ニュース感覚です。
で、驚きました。3Qの途中まで、18点差で負けてましたからね。いやぁ、試合展開もさることながら、競技自体に魅了されたんです。
何と言ってもそのスピード感。アッという間に攻守が入れ替わるのは、サッカーと同じだけど、ボールが相手に渡った場合、いきなりピンチですからね。ポイントが3・2・1といろいろあるのも面白い。野球やラグビーに通じる考え方で、これが逆転が起こりやすい要素となっています。
タイムマネジメントにうるさくて、おかしな時間稼ぎが通用しません。24秒ルール・8秒ルール・5秒ルール・3秒ルール…とてもよく考えられております。なるほど、過度な接触プレーが許されないので、これらのルールがないと、動きが変わってしまう。230センチみたいな大男が一人いれば、試合を支配できるなんてイメージがあったけど、そういうのは古いんです。
キーワードはスピード。デカいだけじゃダメで、スピードが求められる。そこに、日本チームの活路が開けるわけです。
したがって、応援スタイルも違います。応援もスピードがある。攻守の切り替えがめちゃくちゃ早いですからね。そりゃ、興奮するわ。
バスケットボールに比べたら、野球は退屈に感じられます。その割に長い。
だから、ピッチクロックを導入したんだと、よく分かりました。
いやぁ、バスケットボール、ヤバいかも。5人でできるってとこもねぇ。場所も取らないし。室内だから、熱中症も関係ない。
そして、『スラムダンク』の影響。
近い将来、野球やサッカーの人気が、バスケに取って代わられるような気がしてきました。