都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

監督の条件

新しい環境が与えられたとき、それに順応できるかどうかはかなりの個人差があります。

例えば、コンビニの新商品発売は、毎週火曜というのが業界における常識なんだけど、目先の利く店長は、そのスケジュールに合わせて、シフトを含め、POPや商品の配置など、いろんなことを判断しています。経験に裏打ちされたものが大きい。

初めてやるようなボードゲームでは、瞬時にそのルールを理解して、自分なりの必勝法を編み出す能力を窺うことができる。それが地頭の良さでもあります。

企業におけるマネジメントでは、Z世代を含めた幅広い人間心理を理解できるかどうかが重要で、子供がいるいないなんてことも包容力に繋がります。そういう意味では、子だくさんな人の方が、想像力が豊かなんです。

プロ野球の監督は、やっていることのプロセスに加え、結果がすぐに見えるので、評価に繋がりやすい。

「他球団の釜の飯を食ったことがある」「地頭が良い」「家族愛に恵まれている」なんてことが求められています。

 

昨夜のパ・リーグ、ファーストステージ最終戦は、劇的な幕切れでした。

それまで0対0で続いた試合で延長の10回表、ボーッとしているうちに3点を奪われたロッテが、渾身の逆転劇。両チームのベンチが、金縛りにあったように、動きが悪かったのは、オリックスの敵ではないと、改めて思わされます。興奮したけど、なんか隙だらけだったなと。

短期決戦は同じ競技でありながら、ちょっとだけルールが違う。

負けたら終わりってことと、引き分けが勝ちに等しい(負けに等しい)ってこと。

そういう意味で、「高校球児のように戦う」という言葉は芯を喰ったものでした。そういうのが経験値であり、地頭の良さなんだなぁ。