都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

ロスト・フライト

映画館というのは、お客さんがどのくらい入っていれば採算が取れるんでしょう?

昔みたいに映写機につきっきりじゃないから、スィッチを入れれば後は勝手に進んでいくので、もしかしたら人件費がほとんどかからないのかもしれないけど、捥(もぎ)りの人がいるし、片付けの人だっている。賃料も発生しているだろうし、空調等の光熱費、什器及び機材のメンテナンス費、何より配給元への上納金など…レンタルビデオとは訳が違います。

だけど、そこそこ人気があっても上大岡あたりでは、100人以上入ってることは、滅多にありません。

8時半始まりだった『ロスト・フライト』は9人でした。ほとんどがシニアなので、1,300円×9=11,700円です。合ってますかねぇ、これ?

だからなんでしょうか? この映画については朝の時間のこれ一本のみです。どうしても観たかったので、出かけました。朝からチャーシューメンみたいな一日の始まりです。

で、これがメチャクチャ面白かったです。悪天候で操縦不能となる航空機パニックものに、ランボー西部警察を合わせたような話。展開がスピーディーで意外性があり、登場人物がそれぞれ魅力的なのでドキドキしっ放しでした。乗客12人に対して操縦士2人とCAが3人という映画館なみの効率の悪さなので、無謀なコースを進まざるを得なかった訳です。分かるなぁ、LCC(ローコストキャリア)航空会社の悲哀。

それにしても、アメリカ人は簡単に銃をぶっ放します。なので、呆気なく死にます。それが銃社会。このあたり、ちょっと倫理観が違うかも。海外で人質にならないよう気をつけましょう。

この映画、アメリカでの原題は『PLANE』(飛行機)ですと。なんだそりゃ? 言葉のセンスは明らかに日本の方が上なのであります。